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洋楽TOP > アーティストインデックス > アーティスト特集 > ザ・バンド
アメリカ音楽のルーツへの遥かなる旅 ザ・バンド伝説は終わらない
Featured Artist:The Band ザ・バンド
Discography
ザ・バンド的なおすすめ
Album『Greatest Hits』 ダウンロード価格:アルバム \1,500(税込)シングル 各\150(税込)
Album『Greatest Hits』 ダウンロード価格:アルバム \1,500(税込)シングル 各\150(税込)
01. The Weight >>試聴
02. Tears Of Rage >>試聴
03. Chest Fever >>試聴
04. I Shall Be Released >>試聴
05. Up On Cripple Creek >>試聴
06. The Night They Drove Old Dixie Down >>試聴
07. Rag Mama Rag >>試聴
08. King Harvest (Has Surely Come) >>試聴
09. The Shape I'm In >>試聴
10. Stage Fright >>試聴
11. Time To Kill >>試聴
12. Life Is Carnival >>試聴
13. When I Paint My Masterpiece >>試聴
14. Ain't Got No Home >>試聴
15. It Makes No Difference >>試聴
16. Ophelia >>試聴
17. Acadian Driftwood >>試聴
18. The Ssaga Of Pepote Rouge >>試聴
Special Infomation 『ザ・バンド・ボックス〜ミュージカル・ヒストリー』
今回のボックス・セットはハード・カヴァー仕立ての豪華装丁で、108ページに及ぶ解説書が付いている。CD5枚の全101トラックのうち未発表曲が29トラック、初CD化が3トラック含まれる。ホークス時代の音源からボブ・ディランとのセッションや、2000年リマスター盤のボーナストラックとはまた違うテイクやソングスケッチといったものまで、凄い充実度!DVDには全9曲中、未発表映像が6曲と、これまた今回のセットの目玉となっている。

Links
EMIミュージック・ジャパン
The Band オフィシャルサイト
アーティスト詳細ページ

ザ・バンドは‘流れ者’だ。彼等の音楽は、自分の居場所を探し求めて、過去と未来を結ぶ旅であり、アメリカという大地の記憶を旅するロード・ムービーでもある。
アメリカン・ロックの懐の深さを、ザ・バンドやライ・クーダーの音楽を通じて発見した人も多いだろうが、ザ・バンドは、カナダ出身の根無し草であるがゆえに、民族の伝統や歴史を求めてアメリカ大陸を横断する音楽的(それは文学的でもある)な軌跡を8枚のアルバム(オリジナル・メンバーによる)に残してきた。

ザ・バンドの誕生は、アメリカ南部アーカンソー出身のリヴォン・ヘルムが、地元のロカビリー歌手ロニー・ホーキンスのバック・バンドに加わり、カナダのトロントに巡業に出かけた時に遡る。過酷な巡業で故郷に逃げ帰ったメンバーの欠員として、60年から62年の間にロビー・ロバートソン、リック・ダンコ、リチャード・マニュエル、ガース・ハドソンというカナダ人のメンバーが加わっていった。これがロニー・ホーキンス&ザ・ホークスであり、ザ・バンドの原形である。
ホークスは、65年から66年にかけてのボブ・ディランのツアーのバック・バンドを担当する。66年7月にディランがオートバイ事故を起こし、ウッドストックに篭って、有名な“ベースメント・テープス(地下室)”セッションに取り掛かった。後に、ザ・バンドのアルバム・タイトルにもなる‘ビッグ・ピンク’と呼ばれた建物で行われたこのセッションは、アメリカ南部の伝統音楽とロックが豊潤にブレンドされたもので、当時トレンドだったサイケデリックやフラワー・ムーブメントとはまるっきり逆行するものだった。

68年のデビュー・アルバム『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』の登場は、このディランとのセッションの成果を踏まえて、ルーツ音楽の奥深さを再認識させるものとなった。エリック・クラプトンやジョージ・ハリスン、ローリング・ストーンズに(日本では細野晴臣たちに)大きな影響を与えた“アメリカ南部志向”というトレンドを生み出す。

“ラスト・ワルツ”からの遥かなる旅
彼等のセカンド・アルバム『ザ・バンド』は、アメリカの歴史を俯瞰するような物語性を持つ大傑作であるが、初期の2枚のアルバムには彼等の代表曲である「ザ・ウェイト」「アイ・シャル・ビー・リリースト」「怒りの涙」「オールド・ディキシー・ダウン」「アップ・オン・クリップル・クリーク」「ラグ・ママ・ラグ」といったナンバーが収録され、その濃密なボーカルの絡み合いと、虚飾を剥いだいぶし銀のようなプレイで、すでに彼等の到達点を示していた。この2枚は是非、アルバムを通して聴くことをおすすめする。
3作目の『ステージ・フライト』は彼等のアルバムではチャート最高位の5位にまで上がり、各自のソロ・ボーカルも滋味に溢れる。4作目『カフーツ』になると、徐々にロビーのソングライティングが行き詰まってきた印象も受けるが、音楽的にはニューオーリンズから更に先に向かう姿勢も見せており、『南十字星』へのステップになったと考えられる。ライブ盤の傑作『ロック・オブ・エイジズ』から、ザ・バンドのルーツであるロックンロール・スタンダードをカヴァーしてみせた『ムーンドッグ・マチネー』、実質上のラスト・アルバムと言える7作目の『南十字星』まで、ザ・バンドはメンバー間の不和や苦悩を抱えながらも、長い旅を続けてきた。

76年の11月25日に、彼等の最後のコンサートとなる“ザ・ラスト・ワルツ”が催された。映画化からサウンドトラック盤までロビーが主導権を握ったもので、豪華ゲストを迎えてのアメリカン・ロックのひとつの到達点でもあり、夢の終わりでもあった。

埋め合わせ的な『アイランド』を残して、ロビーはザ・バンドを去り、残されたメンバーは83年にザ・バンドを再結成する。新たにメンバーを加え、彼等は更に自らのルーツに近づこうとした。3枚のアルバムを残すが、その旅の途中で、リチャード・マニュエルとリック・ダンコがこの世を去ってしまう。残されたアルバムだけが永遠の輝きを放っている。(Text/遠藤哲夫)
Discography
P.Diddy
『Music From The Big Pink』1968

ウッドストックの‘ビッグピンク’でメンバーが共同生活をしながら創り出した、衝撃的なファースト・アルバム。ゴスペルやブルースやカントリーなどの伝統音楽を基にしているが、ここで聴けるのはザ・バンドが純粋培養した無垢なる音楽。ディランが描いたジャケットの絵も見事に中身を抽象化している。こんなに素朴で田舎臭いけど、これほど複雑な感情のアヤを感じさせるアルバムもない。
おすすめトラック
Tears Of Rage  >>試聴
The Weight  >>試聴
I Shall Be Released  >>試聴
『The Band』1969

ザ・バンドの最高傑作といったらこのアルバムを挙げる人が多い。ファーストよりも温かい音というか、曲の背景に人間の長い営みが透けて見えてくる。アメリカの心の故郷を探し求める物語性がこのアルバムに一層の深みを与えている。ロビー・ロバートソンの構成力も素晴らしいが、それに応える3人のボーカルが永遠にこだまする。南北戦争のことを歌っていても、そこには自分がいると感じてしまう奇跡。
おすすめトラック
The Night They Drove Old Dixie Down  >>試聴
Up On Cripple Creek  >>試聴
The Unfaithful Servant  >>試聴
The Notorious B.I.G.
『Stage Fright』1970

初めて地元ウッドストックで録音された3作目。録音の舞台となったのは、ウッドストック・プレイハウスと呼ばれた劇場だった。この手作り感がアルバム全体を覆うが、前2作のようなコンセプト重視ではなく、個人的な匂いが出てきた作品で。名声を得た彼等がどうなっていくかは、伝記本に詳しいが、その苦悩が出始めた頃でもある。リチャードの哀愁がやたらと身に沁みる。リマスター盤は本来のミックスに戻っているので是非。
おすすめトラック
The Shape I'm In  >>試聴
Stage Fright  >>試聴
The W.S. Walcott Medicine Show  >>試聴
『Cahoots』1971

アラン・トゥーサンがアレンジを担当したニューオーリンズ色濃い「Life Is A Carneval」が全て、と言い切ってしまうのは勿体ない。新設のベアズヴィル・スタジオで録音したせいか、どこかギスギスした感じがあったがリマスター盤でかなり落ち着いたのでは。ヴァン・モリスンとデュエットする「4 Percent Pantomime」も素晴らしいし、ロビーのスランプ期とはいえポップな曲が並んでますよ。
おすすめトラック
Life Is A Carneval  >>試聴
When I Paint My Masterpiece  >>試聴
4 Percent Pantomime  >>試聴
The Notorious B.I.G.
『Rock Of Ages』1972

スタジオでは行き詰まっていた彼等も、やはりドサ廻りの血が騒ぐのか、ライブでは興奮の坩堝と化した。特にこの、71年の大晦日に行われたコンサートは、アラン・トゥーサンがホーン・アレンジで参加、重心の座った分厚い音を響かせる。メンバー全員の気合が伝わってくるが、ノリばかりではないボーカルの細かいニュアンスも聴きどころ。リマスター盤ではディランが加わったトラックも初お目見えした。
おすすめトラック
Don't Do It  >>試聴
The Night They Drove Old Dixie Down  >>試聴
The Weight  >>試聴
『Moondog Matinee』1973

彼等のルーツでもある、ホークス時代のレパートリーであったろう曲や、ニューオーリンズR&Bシンガーの名曲、プレスリーやプラターズまで、偉大なるアメリカン・ミュージックへの深い愛情が湧き出るカヴァー・アルバム。ボビー・ブランド、プラターズを歌うリチャードのディープさも捨てがたいが、リヴォンによる「Ain't Got No Home」「Mystery Train」は、そのまま再結成バンドにつながる音だ。
おすすめトラック
Ain't Got No Home  >>試聴
The Great Pretender  >>試聴
A Change Is Gonna Come  >>試聴
The Notorious B.I.G.
『Northern Lights, Southern Cross』1975

『南十字星』という邦題が付いているが、前の‘Northern Lights'という部分も、このアルバムを深く知るには重要なキーワードだろう。ザ・バンドというか、ロビー・ロバートソンの集大成のような「Acadian Driftwood」は、カナダのアケイディア人の追放の歴史に自らのアイデンティティを重ね合わせた曲で、南から北への視線に貫かれる。ダイナミズムに溢れながらも緻密な音作りが印象的。
おすすめトラック
Ophelia  >>試聴
It Makes No Difference  >>試聴
Acadian Driftwood  >>試聴
『Islands』1977

『ラスト・ワルツ』を出すための、契約上の数合わせアルバムとされるが、確かにサラっとした全体の印象は、既に心ここにあらずといった感じではある。でもこの柔らかな魅力は、他のアルバムでは味わえない安らぎがあるのも確か。クリスマス・ソングの名曲のひとつ「Christmas Must Be Tonight(今宵はクリスマス)」や、カリブ海の夕暮れを連想させる「Islands」はたまに聴きたくなるはず。
おすすめトラック
Christmas Must Be Tonight  >>試聴
Georgia On My Mind  >>試聴
Right As Rain  >>試聴
ザ・バンド的なおすすめ
P.Diddy
Robbie Robertson 『Contact From The Underworld Of Red Boy』1998

『ラスト・ワルツ』から10年を経て、87年にソロ・デビューを飾ったロビー。ダニエル・ラノアのプロデュースは、あまりに浮遊感がありすぎて地に足が付いていない印象もあった。前作はネイティヴ・アメリカンのTVドキュメンタリーだったが、この4作目も同じコンセプトで作られている。映画制作にドップリなせいか、本作も映画的というか、アンビエントな地平の広がりを感じる。
おすすめトラック
The Code Of Handsome Lake  >>試聴
Unbound  >>試聴
Stomp Dance (Unity)  >>試聴
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Aaron Neville『Believe』2003

ザ・バンドとの共通性も感じさせるニューオーリンズの大物バンド、ネヴィル・ブラザース。そのネヴィルズで神がかりなボーカルを聴かせていたのがアーロン・ネヴィル。ネヴィルはファンキー色が強いバンドだが、アーロンのソロは宗教性を帯びた荘厳さを持ったも多い。この『ゴスペル・ルーツ』と名付けられた本作では、「Amazing Grace」「Ave Maria」がそれを象徴している。
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A Change Is Gonna Come   >>試聴
Amazing Grace   >>試聴
I Saw The Light   >>試聴
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The Notorious B.I.G.
Doug Sahm & Friends 『The Best of Doug Sahm's Atlantic Sessions』1992

テキサスの顔役として、多くのミュージシャンと交流のあったダグ・サム。残念ながらもう亡くなってしまったが、テキサスの竜巻のように砂埃を舞い上げながらロックする、テックス・メックス・サウンドはご機嫌!アトランティック時代は、ボブ・ディランやドクター・ジョンをゲストに迎え、カントリー・ロックからR&B色の濃いグルーヴィーなロックまで完成度の高い音を聴かせる。
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Wallflower  >>試聴
(Is Anybody Going To) San Antone  >>試聴
Texas Tornado  >>試聴
詳細はこちら
Brinsley Schwarz 『Surrender To The Rhythm - The Best Of』 1991

“イギリスのザ・バンド”として、3作目『シルヴァー・ピストル』や4作目『プリーズ・ドント・エヴァー・チェンジ』が人気だったブリンズリー・シュウォーツ。70年代初期のパブ・ロックを代表するグループであるが、中心メンバーのニック・ロウがパンク・ロックへの橋渡し的な役割を果たす。残りのメンバーはルーモアとして活動するが、こちらの方がザ・バンドに近かった。
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Silver Pistol  >>試聴
Country Girl  >>試聴
Don’T Lose Your Grip On Love  >>試聴
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The Notorious B.I.G.
Chas & Dave 『The Very Best Of Chas & Dave』2005

元オイリー・ラグス、と言っても一部のマニアにしか知られていないが、ザ・バンドの「Time To Kill」の絶品カヴァーを収めていた。チャス&デイヴとしては、酒場やサッカー会場で盛り上がるノベルティなヒット曲を連発したことで、イギリスでは有名だ。ライヴではオールディーズ・カヴァーなどでザ・バンドを彷彿させるところもあるが、ちょっとオフザケが過ぎるかも。
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That's What It's All About  >>試聴
Billy Tyler  >>試聴
Rabbit  >>試聴
詳細はこちら
Lindisfarne 『The Very Best Of Lindisfarne』2004

リンディスファーンはニューキャッスル出身のブリティッシュ・フォーク・グループ。土着的な香りと、田園風景が広がるようなサウンドで今も多くのファンを持つ。70年にアルバム・デビューし、「Lady Eleanor」や「Meet Me On The Corner」がヒットを放った。初期の3枚のアルバムはどれも傑作で、親しみやすさと共に、おおらかなザ・バンド的要素を聴くこともできる。
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Meet Me On The Corner  >>試聴
Lady Eleanor  >>試聴
We Can Swing Together  >>試聴
詳細はこちら
The Notorious B.I.G.





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  ゴールデンウィークも今日で終わりですが、みなさんはいかが過ごされたでしょうか? 幸い5日までは天気のいい日が多かったので、旅行や行楽などに出掛けられた方も多かったんじゃ…
  トラックバック時刻:2006年09月09日 21時33分



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