グラミー賞のレコード・オブ・ザ・イヤーに輝いた「All I Wanna Do」収録のデビュー作に続いて、今度はベスト・ロック・アルバムを受賞した2作目。日本独自のジャケットが過激なロック姉御みたいなのには驚くが、シェリル自身のプロデュースによる、オルタナ色も混じった生々しいアルバム。「If It Makes You Happy」他、印象深い曲が多いが、キャレキシコ・ミーツ・バングルスみたいな「Redemptio Day」も面白い。
よく聴けばルーツ・ロック的な演奏も多く含まれていた前作だが、3作目はよりルーズな感覚というか、ストーンズ風のギター・カッティングから始まる「My Favorite Mistake」からして渋カッコいい!本作もグラミー賞ベスト・ロック・アルバムに輝き、勢いは止まらずといった感じ。サザン・ロック調のスケールが大きいノリを聴かせる「Neighborhood」や「Anything But Down」など、オルタナ・カントリーとしても名盤。
太陽の光が溢れるジャケットの通り、夏のイメージと懐かしい70年代ウェスト・コースト風サウンド。多彩なゲストも話題になったが、リズ・フェアーがバック・ボーカルで参加した大ヒット「Soak Up The Sun」がやはりこのアルバムを象徴している。「C'mon C'mon」はステーヴィー・ニックスを迎えている(ベスト盤にはコアーズとのバージョンを収録)。シリアスな内容の「Safe and Sound」がアルバムに深みを与えた。
シェリル・クロウほどの人気なないにしても、このルシンダ・ウィリアムスはブルースから叩き上げた大人の女性シンガー・ソングライター、アメリカーナ周辺のゴッド姉ちゃんとして間違いなく最高の存在。一般的にブレイクした記念すべきアルバム『Car Wheels〜』はやはり名盤。「Drunken Angel」「Still I Long For Your Kiss」のヨレヨレのバラード、こんな風に歌える女性はかつてのジャニスくらいじゃないですか?
レズビアンの女性ロック・シンガーとしても有名だが、88年のデビュー以来、アメリカン・ロックの王道を突っ走る、タフな歌いっぷりは見事。「Ain’t It Heavy」や「I’m The Only One」「Come To My Window」 といったビッグ・ヒットを含むこのベスト盤には、 トム・ペティのカバー「Refugee」や、ジャニス・ジョプリンの「Piece Of My Heart」も収録。女性ならではの感情の翳りとロック・スピリットが融合!
歌の上手さでいったら、シェリル・クロウなどより上を行くであろう実力派。ソウル/ブルースのフィールを染み込ませた渋みのある歌声は、ジョス・ストーンなどの比ではない。このデビュー作は、フーターズ一派がバック・アップした名盤であり、「One Of Us」がヒット。2004年に日本公開された『永遠のモータウン』で凄まじいパフォーマンスを見せてくれたことは記憶に新しい。ホント、ソウルを歌わせたら最高!