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洋楽TOP > アーティストインデックス > アーティスト特集 > プリンス
スキャンダラスな貴公子  80年代最大のポップ・スター プリンス
Discography プリンスと同時代のファンク・グループ
『Purple Rain』1984年 Release
同名映画のサントラでもあるが、全世界で1000万枚以上売れ、プリンスの名を一般大衆まで広めたモンスター・アルバム。マイケル・ジャクソンの『スリラー』にはない、退廃的なイメージを演出しながら、曲はわかりやすくポップ。「When Doves Cry(ビートに抱かれて)」と「Let's Go Crazy」はNo.1ヒット。「Purple Rain」は2位、「I Would Die 4U」は8位と多彩なサウンドが光る。
Let's Go Crazy
  When Doves Cry  
  I Would Die 4 U  
黒人音楽〜ファンクやソウルの壁を越えてロック・ファンにも強烈にアピールしたミュージシャンがプリンスだ。異端児とも取れるルックスや革新的な音楽性は、まさに自意識過剰の孤高の天才ぶりを表わしている。70年代がアース・ウィンド&ファイアーだとしたら、80年代はマイケル・ジャクソンとプリンスになるが、マイケルの失速に比べ、プリンスは90年代以降も(名前が一時シンボル・マークだけになったが)時代を挑発し続け、その存在感は今なおオーラを放っている。 58年にミネアポリスに生まれたプリンスは、78年にプロデュースから演奏まで全て一人でこなした『フォー・ユー』でデビュー。ファルセット・ヴォーカルを生かしたスイートな味わいも残る作品だが、次の『プリンス(愛のペガサス)』から「I Wanna Be Your Lover」が全米11位のヒットに。ジミ・ヘンドリックスやサンタナから影響を受けたギター・ソロとか、Pファンクの流れとはまた違ったプリンス流ファンクの原型が出来てくる。次の『ダーティー・マインド』でエロス全開となり、続く81年の『コントラヴァーシー(戦慄の貴公子)』で、プリンスのスキャンダラスなイメージが確立したと言えるだろう。付録ポスターのビキニ・パンツ一丁に思わず赤面…。音楽的にはすでに高い完成度を誇り、その最初のピークが2枚組LP(当時)の『1999』である。初のトップ10ヒット(6位)となった「Little Red Corvette」を収録し、プリンスのポップ・スターへの怒涛のようなヒット攻勢が始まる。
2曲の全米ナンバー1ヒットを含む84年の『パープル・レイン』から『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』、『パレード』と続く万華鏡の如きサウンドは天才の名にふさわしい傑作群である。そしてバック・バンドのレヴォルーションを解散させ、再びマルチ・プレーヤーとして密室的アイデアを爆発させたのが『サイン・オブ・ザ・タイムズ』だった。この後も、全裸ジャケットが悩ましい『Lovesexy』や映画『バットマン』(89年)と話題作をリリース。そしてプリンスの80年代は終わってしまうのだが、プリンスの魅力は80年代に凝縮されており、『コントラヴァーシー』から『サイン・オブ・ザ・タイムス』までの6枚のアルバムから影響を受けたアーティストも多い。ベックなども方法論ではプリンスを参考にしているはずだし、日本では岡村靖幸が有名か!?(Text/遠藤哲夫)

Prince
2作目で、ブレイクするきっかけとなったヒット「I Wanna Be Your Lover」や、後にチャカ・カーンがカヴァーする「I Feel For You」を収録。リズム・アレンジはまだ軽めだが、ポップなダンス・ナンバーがいい出来。
I Feel For You
Why You Wanna Treat Me So Bad?
Sexy Dancer

Dirty Mind
ジャケットの通り、かなり変態チックな曲が並ぶ。歌詞がやばいです。ディスコ調「Uptown」はどことなくシック風。「When You Were Mine」はシンディ・ローパーがナイス・カヴァーしていた。
When You Were Mine
Uptown
Partyup

Controversy
エロスとバイオレンス、プリンスの美意識が凝縮した名盤。舐めまわすようにエッチなバラード「Do Me Baby」はメリッサ・モーガンがカヴァーして大ヒット。「Controversy」はニューウェイヴ/ロック的アプローチのファンク。
Do Me, Baby
Controversy
Sexuality

1999
1曲目から4曲目の流れが超強力。プリンスから1曲選べと言われたら「Little Red Corvette」を推す。「1999」はバングルスに変名を使い提供した「マニック・マンデー」(86年のヒット)のメロディがそのまま出てくる。
Little Red Corvette
Delirious
Let's Pretend We're Married

Around The World In A Day
60年代のサイケデリック・ロックを思わせる(ビートルズの『サージェント・ペパーズ〜』とか)、"ペイズリーパーク"でのミステリー・ツアー。キラキラしたコラージュ感覚に目眩をおぼえる。
Raspberry Beret
Pop Life
Condition Of The Heart

Prade
ウェンディ&リサを含むバックバンド、レヴォルーションとの関係の頂点を記録した8作目は、映画『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』のサントラ盤でもある。「Kiss」が3枚目のNo.1ヒットに。
Kiss
Do U Lie?
Mountains

The Hits 1
プリンス初のベスト盤として、当初はシングルA面曲とシングルB面でアルバム未収録曲を合わせた3枚組(未発表4曲をプラス)としてリリースされた。「Pink Cashmere」は未発表曲だったもの。
Sign 'O' The Times
Pink Cashmere
7

プリンスと同時代のファンク・グループ
プリンスにライバルなどいない・・・と宣言したいところだが、デビュー当時の78年から80年代前半はPファンクの全盛期でもあり、パーラメント、ファンカデリック、ブーツィ・コリンズの他、リック・ジェイムスやキャメオなどがうようよしていた。プリンスがファンクの部分で影響を受けたのはスライ・ストーンやジェームズ・ブラウンだろうが、より広い音楽性の部分ではジョニ・ミッチェルからの影響も指摘されている。同時代のR&B/ファンクの中では、やはりザップ&ロジャーが強力でPファンク軍団と後のヒップホップ世代の橋渡し的な役割も果たした。
Zapp『Zapp U』
ロジャー率いるオハイオのファンク・バンド。同郷の先輩オハイオ・プレイヤーズの影響下、トーク・ボックスを用いたクールなファンクが売りだが、テクノロジーだけでなくブルースやゴスペルに根付いたブラック王道系の魅力もある。
Dance Floor
Do You Really Want An Answer?
More Bounce To The Ounce

Roger『Unlimited!』
往年のソウル名曲「悲しい噂」や「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」「パパのニューバッグ」等を斬新な手法でカヴァーしたことで注目されたが、全米R&BチャートNo.1の「I Want To Be Your Man」のスイート・バラードが最高。
I Want To Be Your Man
Papa's Got A Brand New Bag
Private Lover

 
Bootsy Collins『Ultra Wave』
ジョージ・クリントンと並ぶPファンク軍団の柱。J.Bズ出身であり、ど派手でぶっ飛んだサウンドで度肝をぬくブーツィズ・ラヴァー・バンドとして4枚のアルバムを残し、ブーツィー名義の『Ultra Wave』が過激さではNo.1。
F-Encounter
The Pinocchio Theory
Bootzilla

Chic『The Best Of Chic Vol.2』
70年代後半にディスコで踊り倒した「おしゃれフリーク」や「グッドタイムス」。ナイル・ロジャースのギター・カッティングに痺れたもの。80年代になるとファンク色の強いダンス音楽に徐々に変化し、「ハンギン」「ビリーヴァー」などは本当にかっこいい。
Hangin'
Believer
Goodtimes

         




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