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やっと出たか?という人もいれば、まだ、出てなったのか?という人もいるであろう。ネプチューンズの歌う方コト、ファレル・ウィリアムスの1stソロ・アルバムがコレだ。昨年から、出る出ると聞いていて、タイトルも随分前から、この『In My Mind』と聞いていたので、先月の末に実際にモノを見たときは何だか変な気分だったが、今、最も注目されているプロデューサー・チームということでは、昨年も今年も変わらぬ支持を集めている人達だけに、多少の遅れは問題ないだろう。

“歌う方”と冒頭で書いたけれど、彼の独特のファルセット・ヴォイスには、聞き覚えがあるはずだ。チャド・フューゴと組むネプチューンズは、98年にリリースされたノリエガのアルバム『N.O.R.E』に収録された「Superthug」辺りから注目されるようになり、2000年に入ってからは、数多くのアーティストを手掛けてきた。その彼らが手掛ける楽曲のサビの部分で、ファルセットを聞かせるのが、誰あろうファレル本人なのだ。

バスタ・ライムス、L.L.クール・J.、リュダクリス更には、ジェイ・Zに、ネリーといった現在のシーンを代表するヒップホップ系のアーティストのアルバムには必ずと言っていいほど、彼らの曲が収録されているし、ブリトニー・スピアーズ、イン・シンク、マライア・キャリーといったシンガーの曲も数多く手掛けていて、それらの曲の一番おいしいところにしばしば登場しているのだから、自然と耳が馴染んでいるという人も数多いと思う。
そんなファレルのシンガーとしてこれまでの代表作といえば、ジェイ・Zをフィーチャーした「Frontin'」だろう。2003年にネプチューンズ名義で、リリースされたアルバム『The Neptunes Present...Clones』というアルバムに収録されたこの曲を聴いて、あの声がファレルなのか!と気づいた人も又、たくさんいることだろう。

さて、アルバム『In My Mind』だが、その『The Neptunes Present...』と同じく、豪華なゲストに、まず目が行く。再びコンビネーションを聴かせてくれるジェイ・Zをはじめ、ネリー、カニエ・ウェストに、スヌープ・ドッグ、スリム・サグ、そしてグウェン・ステファニーと、もの凄いメンツを集めている。中でも、カニエと組んだ「Number One」は、「Frontin'」を思わせるアップ・テンポながらスムーズなトラックに二人の絡みが溶け込むラジオ・ライクな1曲だ。ネプチューンズ名義でも、歌モノはファレルの仕事が多いようだが、やはり彼の最も得意とするのは、この手の歌モノでは?と再認識させられる。もう1曲、プッシャー・Tをフィーチャーした「Stay With Me」もそうだが、コーラスも含めた歌の聞かせ方をよく心得ている辺りは、時代を代表するプロデューサーとしての面目躍如といったところだろうか。 |
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ヒップホップ・サイドの注目曲は、「How Does It Feel」だろう。ゲストがいない曲なので、若干寂しいというか、ちょっと足りない感じはするけれど、疾走感のあるトラックで最後まで一気に押し切ってしまうのが良くて、ついついリピートして聴いてしまう。トラックのカッコ良さで言えば、グウェン・ステファニーをフィーチャーした「Can I Have It Like That」も是非聞いて欲しい1曲だ(このベースラインを作った時点で、勝ち!でしょう)。
そして、最後に、スヌープ・ドッグを招いた「Taht Girl」を紹介したい。スヌープのアルバムに入っていても違和感のない、彼のスロウな語りでうっとりさせられるレイド・バック・チューンだが、こういうラップを歌とコーラスで味付けする形が、一番彼らしいスタイルだと思う。

以上駆け足での紹介になったけれど、どの曲もさすがといえるトラックメイキングが冴え渡る今年を代表するアルバムといえるだろう。(Text/鈴木栄治) |
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Fly Or Die >>試聴
She Wont's To Move >>試聴
Jump >>試聴 |
ネプチューンズの二人に、彼らの幼馴染であるシェイを加えたユニットが、このN.E.R.D.。ネプチューンズの攻撃的なトラックをより荒々しくしたロック・サウンドは、多方面からの支持を獲得し、2004年にリリースされたこのアルバムは大ヒットとなって、来日も果たした。ネプチューンズの二人にとっては、やりたいコトをとことんやる本気のお遊びユニットといったところのようだ。

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Radio >>試聴
Work It Out >>試聴 |
4年ぶりとなるこの新作は、ジャケ写にもあるようにカット・ケミスト抜きの5人となった新生ジュラシック5といえる内容だ。スコット・ストーチや、サラーム・レミといった人気プロデューサーが手掛けたトラックに、彼ら独自のマイク・リレーが冴える楽曲群は、カット・ケミスト抜きの新しいJ5の魅力を充分に見せてくれる。

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