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エキゾチックな美貌と可憐な歌声、でもサウンドはヒップホップという不思議なハイパー感覚に包まれていた『ネリー・ファータド(Whoa,Nelly!)』。この2000年10月にリリースされたネリーのデビュー作は、ポップスからヒップホップまでジャンルを自由に飛び越えていく、奔放な魅力に溢れていた。シングル・カットされた「アイム・ライク・ア・バード」が全米9位まであがるヒットとなり、アルバムは各国でプラチナ・ディスクに輝き、2002年グラミー賞の最優秀女性ポップ・ボーカル賞を受賞した。

ネリーは1978年、カナダのブリティッシュ・コロンビア州生まれ。ポルトガルの血筋をひく音楽一家で、父親はポルトガルの民族音楽ファドのミュージシャンだったという。この家系のルーツが、彼女のブラジル音楽やさまざまな民族音楽へのアプローチの原点になっていると思う。そこに、クラブ・シーンで培われたヒップホップ感覚がミックスされて独自の音楽性が生まれた。そんなルーツへの探求を、よりスムーズにオーガニックな形で表現したのが、セカンド・アルバム『フォークロア』だったとすると、これまで抑え気味だったヒップホップ魂が全開となって、強烈な肉感的ビートを形作っているのが、この新作『ルース』である。

ヒップホップの革命児ともいえるプロデュース・ユニット、ティンバランドとの出会いは、ミッシー・エリオットの代表曲「ゲッチュア・フリーク・オン」のリミックスでネリーがフィーチャーされた時から。その後、ヒップホップ・アーティストのアルバムへのゲスト参加が続き、ジャンルを超えたファンを掴んでいく。2作目を発表後に、愛娘ネヴィスを出産したネリーは、「母親になると怖いものなしになるのよ」という言葉通り、ティンバランドをプロデューサーに迎え、解放されたエネルギーが、聴き手に“顔面パンチ”を食らわすような、レアでディープなヒップホップ・アルバムを作り上げた。

『ルース』は、アラバマ出身のラッパー、アティチュードをフィーチャーした「アフレイド」で始まる。ネリーのトリップするような浮遊感のあるボーカルが、エレクトロニックな要素と絡みあいクールに響く。US以外でのリード・シングルとなる「マンイーター」は、これまでのネリーでは想像できないような、アグレッシブなビートと肉感的で爆発しそうなエナジーが刺激的だ。すでにアメリカでシングル・カットされ、TOP3に食い込むヒットとなっている「プロミスキュアス〜ふしだらなビート」は怪しげで、どこかセクシュアルなムードが潜む。

グウェン・ステファニーやブラック・アイド・ピーズ、さらにはマドンナを思い起こすトラックもあるが、ネリー流のレゲトン・サウンドで楽しくはじける「ノー・アイ・イグアル〜あなただけ」や、ラテン界の貴公子フアネスとデュエットで歌われる「テ・ブスケ 〜 あなたを探して・・・」は、スペイン語の歌詞が出てくるなど、ネリー |
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2006/04/19 Release
ダウンロード価格:
トラック:\150-
アルバム:\1,500- |
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2006/04/19 Release
ダウンロード価格:
トラック:\150-
アルバム:\1,500- |
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のルーツを感じさせる部分もあり、フアネス(2度目のデュエットとなる)との掛け合いを聴いていると、その濃密さに嫉妬すら覚える・・・。

ネリーがこのアルバムで一番誇りに思っている曲だという「セイ・イット・ライト」は、80年代のニュー・ウェイブ/エレ・ポップな雰囲気も漂わせつつ、ティンバランドのリズムと融合しながらクールに盛り上がっていく。本作の話題曲にもなるであろう、コールドプレイのクリス・マーティンとの共作による「オール・グッド・シングス〜」は、淡々とした中にも、虚空へ向けた祈りのような崇高さを感じる。“ボディ・ミュージック”といえる本作で、唯一のメロウな曲「イン・ゴッズ・ハンズ」と並び、深く心に染みわたるナンバーとなっている。

80年代のニュー・ウェイブからの影響も感じられるこのアルバム。ネリー曰く、トーキング・ヘッズやユーリズミックスのエッセンスも取り入れているそうだ。粗削りな中にも、ジャム・セッションから自然に生まれたような、ちょっと危険な香りのグルーヴ。こんなネリーにもう病みつきだ。(Text/遠藤哲夫) |
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I'm Like A Bird >>試聴
Turn Off The Light
>>試聴
Hey, Man >>試聴 |
ポルトガル系の血筋を持つネリーならではの、フォーキーなヒップホップ。トップ10ヒットとなった2曲「I'm Like A Bird」「Turn Off The Light」を含む、全世界で600万枚以上のセールスを記録したモンスター・アルバム。妖精のような歌声と、トリップホップ的なダークさも併せ持つライムが独自の個性を放つ。
ボサノヴァからインド音楽風まで、意表を付くアレンジのエキゾチックさも魅力! |
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Till I Get To You >>試聴
The Last Time >>試聴
Hey Love >>試聴 |
大物プロデューサー、ドン・コスタの娘であり81年にポップスのアルバムでデビュー。ソウル/ファンク路線に変更してからの再デビュー盤('01年)が話題となり、本作ではメイシー・グレイやジョス・ストーンなどに通じる、骨太なボーカルを聴かせる。
女レニー・クラヴィッツといった感じの「Till I Get To You」をはじめ、最高にファンキー!
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