Ne-Yo(ニーヨ)こと、シェイファー・C・スミスというシンガーが、昨年末からいろいろなところで話題になっていたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思う。コレが、その話題のアルバムだ。
ローティーンの間にデビューすることが珍しくない最近のシーンで、23歳といえば「遅まき」ととられてもおかしくないが、彼の名前は既に、ここ数年シーンを賑わしており、苦労人が遂にデビューしたというよりも、人気のヒット・メイカーが遂に自分のアルバムをリリースした!・・・といったムードが本国を中心に漂っているようで、リリース前から成功は約束されていた人と言えるかもしれない。
彼がその名をシーンに知らしめたのは、04年のマリオのヒット曲「レット・ミー・ラヴ・ユー」だ。この曲に共作者としてクレジットされたことで、ソングライターとしてはトップ・クラスの評価を得た彼だが、他にも、メアリー・J.ブライジの「キャント・ハイド・フロム・ラヴ」や、クリスティナ・ミリアンの「ディップ・イット・ロウ」、フェイス・エヴァンスの「ドゥー・マイ・サング」などなど、R&Bシンガーに自身の曲を提供しており、ソングライターとしては、既にかなりのヒット・メイカーといえる人物だ(現在の曲のストックは、300を超えるというから恐れ入る)。
この、ソングライターとしてのすば抜けた才能が、ポスト・アッシャーといわれる最近の若手男性シンガーの中でも、抜きんでた存在として評価されるゆえんだ。では、ボーカルはどうか?というと、これがまた、アッシャーのようなほどよい甘さをそなえた声で、その歌声だけでも充分にファンを獲得できる。昨年リリースされた1stシングルの「ステイ」や、続くヒット曲「ソー・シック」を聞いて、その甘い声に引き付けられたファンは、この日本でも数多くいるのではないだろうか?
そんな彼のデビューをアシストしたのが、ジェイ-ZとLA・リードだそうだ。二人の前でNe-Yoが歌った際、その日の内に契約をまとめたそうだが、JAY-Zと言えば、自身の成功はもちろんのこと、カニエ・ウェストやリアーナら、彼がフック・アップしたアーティストはことごとく成功を手にしている。そして、LA・リードとえいば、Babyface(ベイビーフェイス)の相棒として、90年代から、TLCやトニ・ブラクストンら数多くのR&Bアクトを世に送りだしている。そんな二人が手を組んで送り出すアーティストなんて、めったにいない。
『今度はNe-Yoの番だ。理由?聴けばわかるよ。』
という、ジェイ-Zのコメントを紹介して、終わることとしよう。 (Text/鈴木栄治) |








