Track List

2007/05/16 Release ダウンロード価格 アルバム ¥1,500(税込) トラック 各¥150(税込)
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2007 Release ダウンロード価格 アルバム ¥350(税込) トラック 各¥150(税込)
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6月23日(土) | 東京/ZEPP TOKYO |
| 午後5時開演 |
詳細はこちら:ウドー音楽事務所 |
6月25日(月) | 大阪/ZEPP OSAKA |
| 午後7時開演 |
詳細はこちら:大阪ウドー音楽事務所 |




世界35カ国以上でプラチナム&ゴールド・ディスクに輝き、1000万枚を超えるモンスター・ヒットとなった『ソングス・アバウト・ジェーン』。ここ日本でも、CMに使用された「シー・ウィル・ビィ・ラヴド」(ノエビア)、「サンデイ・モーニング」(トヨタ・ヴィッツ)が話題となり、幅広い音楽ファンがマルーン5に関心を持った。どちらの曲もサビが鮮明で、一度聴いただけでメロディが頭に残る。マルーン5は、音楽にとって一番大事なのは“曲の良さ”だということを改めて教えてくれた。現在、驚異的な大ヒットとなっているニュー・シングル「メイクス・ミー・ワンダー」も、ダンサブルでキャッチーな魅力に溢れたミラクル・ポップ・ソングである。
2002年6月に発表されたデビュー・アルバム『ソングス・アバウト・ジェーン』は、リリース当初は大きなリアクションもなかったが、アルバム収録曲の「スウィーテスト・グッバイ」が映画『ラヴ・アクチュアリー』のサウンドトラックに収録されたのをきっかけに、チャートをジワジワと上昇。シングル「ディス・ラヴ」の大ブレイクとあわせ、発売から2年が経った2004年6月、遂にビルボード・チャートTOP10入りを果たしている。この驚異的なロング・ヒットで、グラミー賞を2年連続で受賞するなど、世界のトップ・グループとしての実力をまざまざと見せつけた。
彼等は、カリフォルニア州サンタバーバラのジュニア・ハイスクール時代からの同級生だった。1995年にカーラズ・フラワーズというバンドを結成し、ライブ活動を行っている時に、グリ−ン・デイのプロデューサーであるロブ・カヴァロに認められて、ワーナーから『フォース・ワールド』(1997年)でアルバム・デビューしている。ジェリーフィッシュのロジャー・マニングなども参加した、ウィーザー路線ともとれるカラフルなポップ・パンクは一部で熱い支持を集めたのだが、成功はおさめられず、メンバーは大学へと戻っていった。大学在学中に、ヒップ・ホップやR&Bから影響を受けて、独自のグルーヴ感を身につけた彼等は“マルーン5”とグループ名を変更。ロックとソウルを融合させたオリジナルなサウンドをひっさげて、マット・ウォレス(トレインやサード・アイ・ブラインドのプロデューサーとしても有名)と共に、『ソングス・アバウト・ジェーン』を作りあげたのだ。
5年振りの待望の新作となる『イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング』(日本先行発売)は、前作のクールでハートウォーミングな心地よさはそのままに、ブルー・アイド・ソウル的な高揚感をさらにハイブリッド化。マイク・エリゾンド(エミネム他)、マーク・スパイク・ステント(グウェン・ステファニー他)、マーク・エンダート(マドンナ他)といった複数のプロデューサーを起用し、80年代のディスコ・テイストも取り入れた、よりダンサブルで、よりセクシーなサウンドが詰まっている。
冒頭のダンサブルな「イフ・アイ・ネヴァー・シー・ユア・フェイス・アゲイン」から、ファンキーなリフとアダム・レヴィーンのファルセット・ボイスが炸裂。2週連続で全米1位を記録し、なんと1週おいて再度1位に返り咲いている粘り腰の大ヒット「メイクス・ミー・ワンダー」も、サビのひっくり返るメロディがなんとも印象的。アウトキャストのような「リトル・オブ・ユア・タイム」や、カニエ・ウエストとのコラボ「ハード・エム・セイ」で提供したフックを再使用(?)した「ナッシング・ラスツ・フォーエヴァー」などでは、鮮やかにロックとR&Bのハイブリッドを聴かせる。彼等の才能は、ダンサブルなナンバーだけではなく、ハートウォーミング(なにげなく哀愁も入っている)なポップ・ナンバーでも遺憾なく発揮されており、「ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー」や「グッドナイト、グッドナイト」「ベター・ザット・ウィ・ブレイク」などは、涙腺もゆるんでくるほどの名曲である。
アダム・レヴィーンのキャッチーな曲作りの才能は、現代のジェフ・リンかと思わせる部分もあり、スティング風の隠し味も持っている。カーラズ・フラワーズからのキャリアを考えると、このアルバムも通過点にすぎず、さらに才能を開花させていく予感がするのであるが、今はこの新作にどっぷりとひたっていたい。
(Text/遠藤哲夫)