| 01. | It's LL and Santana
>>試聴 イッツ・LL・アンド・サンタナ feat. ジュエルズ・サンタナ |
| 02. | Control Myself
>>試聴 コントロール・マイセルフ feat. ジェニファー・ロペス |
| 03. | Favorite Flavor
>>試聴 フェイヴァリット・フレイヴァー feat. メアリー・J.ブライジ |
| 04. | Freeze
>>試聴 フリーズ feat. ライフ |
| 05. | Best Dress
>>試聴 ベスト・ドレス feat. ジェイミー・フォックス |
| 06. | Preserve The Sexy
>>試聴 プリザーヴ・ザ・スカイ feat. ティアラ・マリー |
| 07. | What You Want
>>試聴 ワット・ユー・ウォント feat. フリーウェイ |
| 08. | I've Changed
>>試聴 アイヴ・チェインジド feat. ライアン・トービー |
| 09. | Ooh Wee
>>試聴 OOH WEE feat. ジェニュワイン |
| 10. | #1 Fan
>>試聴 #1ファン |
| 11. | Down The Aisle
>>試聴 ダウン・ジ・アイル feat. 112 |
| 12. | We're Gonna Make It
>>試聴 ウィアー・ガナ・メイク・イット feat. メアリー・メアリー |
| 13. | So Sick
>>試聴 ソー・シック・リミックス feat. Ne-Yo |
ヒップホップ界の鉄人。遂に12作目をリリース!
84年のデビューから22年のキャリアを重ねてきた、“キング・オブ・オールタイム”こと、L.L.クールJの新作が、コレだ。
タイトル『Todd Smith』は、彼の本名James Todd Smithから名付けられており、かなり私的な内容では(?)と、リリース前から憶測を呼んでいたが、このタイトルにはもうひとつの意味があるようだ。数年前にL.L.自身が立ち上げた、クロッシング・ライン(ファッション・ブランド)の名前も、同じく“Todd Smith”というそうで、ジャケットで彼自身が身に着けている服にも、“Todd Smith”のタグが見える。自身のブランドの広報というのが、2つ目の理由のようだ。
そんなアルバムからの1stシングルは、J.Lo(ジェニファー・ロペス)を招いた「Control Myself」。J.Loとは、No.1ヒットとなった彼女のシングル「All I Have」で共演しており、今回はそのお返しといったところだろうか。アルバムでは、リミックスも2バージョン納められており、バンバータの「Looking For The Perfect Beat」をジャーメイン・デュプリが手掛けるという、いかにもなハデハデなトラックで、ここ数年あまりなかったフレイバーの曲だ。対して、お馴染みのトラック・マスターズが手掛け、メアリー・J.ブライジを招いた「Favorite Flavor」は、いかにもL.L.的なフレイバーに満ちた、間違いない1曲。
メリー・ジェーン・ガールズの「All Night Long」や、L.L.自身もリメイク・バージョンに参加したシャラマーの「For The Lover In You」辺りをお手本にした、80年代のテイストが漂うゆったりとしたトラックに、メアリーのボーカルと、L.L.のラップが絡むという作りは、解っていても抗えない心地よさを備えている。そして、80年代テイストといえば、「Down The Aisle」も注目すべき1曲だ。アレクサンダー・オニールのヒット曲「If You Were Here Tonight」をサンプリングし、112が歌うというこの曲は、R&Bといっても差し支えないロマンティックなテイストに満ちたラブ・ソングだ。
R&Bテイストということなら、ジェニュワインを迎えた「Ooh Wee」も紹介しておきたい曲だ。「Pony」でデビューを果たしたジェニュワインも、今や10年のキャリアを誇るベテランだが、その甘い声はますます磨きがかかっている。そのジャニュワインの声と絡む、L.L.の声も歌っているかのように、ゆったりとしていて、スウィートな雰囲気を盛り上げている。他にも、ゴスペル姉妹メアリー・メアリーと共演した「We're Gonna Make It」は、ゴスペル・ラップともいえるメッセージ色の濃いナンバーで、どちらかというと歌モノが多く配された構成だ。
そんな中でハード・コアといえる曲が、オープニングを飾る「It's LL And Santana」と「What You Want」だ。特に「What You Want」は、共演のフリーウェイと共々、ロックなトラックに負けない熱い語りを聞かせてくれる。この辺りのバランスの取り方が、誰にも負けないキャリアを築き上げた大きな要因だろう。R&Bからハード・コアまで、幅広く入り口を設け、初心者からフリークまで満足させてくれる、バランスの取れた良質なヒップホップ・アルバムとして、オススメします。こういうのを、間違いない!というのでは?
(Text/鈴木栄治)
(Text/鈴木栄治)







