初めて聴いたとき、ダイドやフィオナ・アップル、時にベス・オートンなんかに似てると思ったが、ケイティーはそれよりも大きな可能性を秘めた逸材であると、今改めて思う。結構ブルージーな曲(「Black Horse & the Cherry Tree」や「Miniature Disasters」)から、ジャジーな「Silent Sea」、ノラ・ジョーンズをヘヴィにしたような「Universe & U」「Through The Dark」など、ケイティーが好きで聴いてきたという、ニーナ・シモン、エラ・フィッツジェラルド、ジャニス・ジョプリンなどの影響も出しつつ、切なさが星の輝きに同化していくような、悲しくも美しいバラード「False Alarm」や「Other Side Of The World」が特に胸に染みる。パフォーマンスが凄そうなので、出演が決まった今年のフジ・ロックが待ち遠しい。アップテンポでキャッチーなリフを持つ「Suddenly I See」で盛り上がること必至!
アイルランド出身の、ちょっとサイケデリック/フォーキーなシンガー・ソングライター、ジェマ・ヘイズ。しっとりとして哀愁を帯びたボーカルが、ダークなサウンドと絡むデビュー作は、一言では語れない奥深い魅力を放っていた。本作はデビュー作『Night On My Side』に続く、『The Roads Don't Love You』からの曲をライブ録音したもの(デジタル限定)。弾き語りならではのピュアで可憐な歌声に感激!
アブリル・ラヴィーンと並ぶティーン・ロックの代表格、ミシェル・ブランチ。デビュー作『The Spirit Room』に続くこの2作目では、キュートな歌声はそのままに、より大人びた情感を滲ませるようになった。特に「One Of These Days」「It's You」でのスローや、シェリル・クロウと共演している「Love Me Like That」や「Breathe」でのざらついた感触も新たな魅力となっている。
眼鏡がトレードマークのナチュラルなシンガー・ソングライター、リサ・ローブ。デビュー前に映画『リアリティ・バイツ』に使われて大ヒットとなった「ステイ」や、「フールズ・ライク・ミー」のアコギの爽やかな響きと癒される歌声は、いつになっても変わらない魅力を放っている。本作はゲフィン時代のベスト盤なので、'04年の最新作『The Way It Really Is』からの曲は単独アルバムでどうぞ。
間もなく3作目となる新作『ルース』がリリースとなるネリー・ファータド。ポルトガルの血をひくカナダ出身の彼女、ヒップホップからブラジル音楽、フォークまでジャンル横断的なサウンドが強烈な個性を放っている。この記念すべきデビュー作は、世界で300万枚以上のセールスをあげた。R&B色をうまく取り入れた「I'm Like A Bird」やカリブ海系の跳ねるリズム「Well, Well」など、どれも刺激的で心地いい。