| 01. | Strutter >>試聴 |
| 02. | Deuce >>試聴 |
| 03. | Got To Choose >>試聴 |
| 04. | Hotter Than Hell >>試聴 |
| 05. | C'mon And Love Me >>試聴 |
| 06. | Rock And Roll All Nite >>試聴 |
| 07. | Detroit Rock City >>試聴 |
| 08. | Shout It Out Loud >>試聴 |
| 09. | Beth >>試聴 |
| 10. | I Want You >>試聴 |
| 11. | Calling Dr. Love >>試聴 |
| 12. | Hard Luck Woman >>試聴 |
| 13. | I Stole Your Love >>試聴 |
| 14. | Christine Sixteen >>試聴 |
| 15. | Love Gun >>試聴 |
| 16. | New York Groove >>試聴 |
| 17. | I Was Made For Lovin' You >>試聴 |
| 18. | I Love It Loud >>試聴 |
| 19. | Lick It Up >>試聴 |
| 20. | Forever >>試聴 |
| 21. | God Gave Rock 'N' Roll To You II >>試聴 |
トレードマークのメイクアップがインパクト大のロックン・ロール・バンドKISSは、1973年にポール・スタンレー(G、Vo)、ジーン・シモンズ(B、Vo)、エース・フレイリー(G)、ピーター・クリス(D)の4人によって結成された。この4人はKISS初期、いわゆる黄金期を築き上げたオリジナル・メンバーであるが、結成当初からはバンド活動は起動に乗らず、辛い下積み時代を過ごしていたという。当時もメイクアップをしていたようだが中途半端なメイクだったよう。ある日、売れるためにと自分達の特徴を生かしたピエロと悪魔を足したような独自なメイクを施したところ、バンドは成功の階段を上るようになった。
そして、1974年『KISS(地獄からの使者)』でメジャー・デビューを果たす。このアルバム、録音状況は良いとは言えないが、アメリカン・ハード・ロックの新たな幕開けと勝ち組KISSへの序章を感じさせる痛快なロックン・ロール作品に仕上がっている。
しかし、一筋縄でいかない音楽業界。この1枚目と続く2枚目『Hotter Than Hell(地獄の叫び)』は作品やライブの高い評価の割には、売り上げ枚数が伸び悩んでいた。派手なステージで消費される多額な予算、アルバム制作費もギリギリの状態。メンバー、スタッフ誰もが破滅へのカウントダウンを数えていた黎明期にも転機が訪れる。やっとの思いでリリースした3枚目『Dressed To Kill(地獄への接吻)』に収録された「ロックン・ロール・オールナイト」が起死回生のヒット、特にデトロイトで大ヒットとなり、その後デトロイトで行れたショーを録音したライブ盤『Alive!(地獄の狂獣)』はロック史に残る名ライブ盤と言われ、2枚組でありながらビルボート・チャートに約2年間ランクインし、KISSの人気を不動にした。
その後も勢いは止まらずライブ定番曲が多数含まれる『Destroyer(地獄の軍団)』やディスコ・ヒットを生んだ『Dynasty(地獄からの脱出)』をリリース。順風満帆に見えたバンドもピーター、エースの脱退で休止期間に入る。80年代になると新メンバーを加入させメイクを落とし素顔で当時主流のヘヴィー・メタルな作品をリリースするなどの活動であった。
90年代に入るとMTVアンプラグドが流行、MTVアンプラグドにオリジナル・メンバーで出演したKISSはこれを機にメイクをした黄金期KISSを再結成したのである。
そんなKISS、来日が決定している。7月22日、23日に開催されるUDO MUSIC FESTIVAL 2006への出演である。残念ながら出演時はピーター抜きとなりそうだが、全盛期のメイクとサーカスとも遊園地とも喩えられるド派手で楽しいロック・ショーを体験できることは間違いないだろう。
視覚的なイメージが強いKISSであるが、音楽性の懐の深さも是非この来日公演で確認してほしい。シンプルなロックン・ロールに聴こえるが実はよく考えられたアレンジ、複雑なコード進行、そしてそれらを確実に表現できる高い演奏力。喩えるなら地獄からのビートルズと言っても良いだろう。
今年の夏は耳と目で楽しめるKISSのステージを生で体感してみよう。そして、「ロックン・ロール・オールナイト」を大合唱できるように予習をすることをお奨めしたい。
(Text/竹葉祐一)










