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洋楽TOP > アーティストインデックス > アーティスト特集 > ジョン・レノン
すべての人に捧ぐ“ジョン・レノンの魂”〜ここから人生がはじまるといいな〜
『決定盤ジョン・レノン』全曲解説関連アルバム(Yoko Ono) Featured Artist:John Lennon ジョン・レノン
「痛む」
ジョン・レノン最後の言葉だ。

1980年12月8日23時07分 ジョンの死亡が確認された。享年40歳。
ジョンが(自称)ファンの凶弾に倒れたその日の午後、RKOラジオのスペシャル番組のインタビューに応じている。そのインタビューの中でジョンは、
「ヨーコより早く死にたい。ヨーコが死んだら僕は生きていけないから」と語った。

1975年の10月9日(ジョンの誕生日と同じ)に、ジョンとヨーコの間にショーンが生まれた。家事と子育てに専念するためにジョンは、76年の1月にレコード会社との契約が切れた後も、どことも契約を結ばずに音楽活動を休止する。表立った活動はしなかったが、作曲は続けておりデモ・テープもたくさん制作していたジョンだったが、79年のクリスマスに息子ショーンから「パパはビートルズだったの?」という質問を受けた。そして、80年8月に新作アルバム『ダブル・ファンタジー』のレコーディングを開始した。“ダブル・ファンタジー”とは、フリージアを交配させた新種の花の名前でもあった。

80年の10月24日に、シングル「スターティング・オーヴァー」が発売され、11月15日にはヨーコとの共作アルバムとして『ダブル・ファンタジー』がリリースされた。「これはスタートに過ぎない気がする、これが僕のファースト・アルバムなんだ」と語っていたジョン。それから1ヶ月もたたないうちに、この世を去ってしまった。

ビートルズが残した数々の偉業は神話となっているが、ビートルズの活動と重なりながらジョンはヨーコと前衛的なパフォーマンスを展開し、アヴァンギャルド3部作といわれる3枚のアルバムを制作。ヨーコとの出会いはジョンに大きな影響を与え、自分の自我や虚像と向き合うための鏡のような存在だった。ビートルズを離れて、ジョンはより自覚的に自分の音楽を人生と重ね合わせていったのだ。自分の弱さや悲しみや優しさ全てをさらけ出した『ジョンの魂』、平和のためのシンボリックな曲として世界で歌い継がれている「イマジン」や、政治的な運動にのめり込み強いメッセージ性を持った「パワー・トゥ・ザ・ピープル」や「女は世界の奴隷か」に至る激動の時期。そして、ヨーコと別れて暮らすことになる“失われた週末”の間に制作された『マインド・ゲームス』や『心の壁、愛の橋』では、ジョンの心の痛みや葛藤を感じることができる。ジョン本来のロックン・ロール精神を見事に切り取ったカヴァー集『ロックン・ロール』が75年2月にリリースされた後、アルバムのプロモーションのために6月にTVショーに出演したのを最後に、約5年間の活動休止に入る。

復活後の『ダブル・ファンタジー』からは、「スターティング・オーヴァー」や「ウォッチング・ザ・ホイールズ」、そして今もTV-CMで流れる「ウーマン」のヒット曲が生まれ、未発表曲(テイク)を収録した『ミルク・アンド・ハニー』『メンローヴ・アヴェニュー』『アンソロジー』も発売され、ジョン人気は衰えることがない。

そして今年、生誕65周年・没後25周年を記念した2枚組みのベスト・アルバム『決定盤ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜』が発売された。98年以降のリミックス&デジタル・リマスター音源を使用した最高の音質で聴けるベスト盤だ。ちなみに、レコード会社東芝EMIの“ジョン・レノン2005キャンペーン”の一環として実施された、“声に出して歌いたいジョン・レノン 〜ベスト・ソング・フロム・『決定盤』”でベスト5に選ばれたのは、1位「イマジン」、2位「スターティング・オーヴァー」、3位「ウーマン」、4位「ハッピー・クリスマス」、5位「ジェラス・ガイ」である。

『決定盤ジョン・レノン』全曲のダウンロード配信が遂に開始!オノ・ヨーコさんからのコメントもあり、ジョン・レノンがますます身近に感じられる。(Text/遠藤哲夫)
Album『決定盤ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー』ダウンロード価格:アルバム \2,800(税込)シングル 各\150(税込)
Album『決定盤ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー』
DISC-1
01. スターティング・オーヴァー  >>試聴
02. イマジン  >>試聴
03. ウォッチング・ザ・ホイールズ  >>試聴
04. ジェラス・ガイ  >>試聴
05. インスタント・カーマ  >>試聴
06. スタンド・バイ・ミー  >>試聴
07. ワーキング・クラス・ヒーロー  >>試聴
08. パワー・トゥ・ザ・ピープル  >>試聴
09. オー・マイ・ラヴ  >>試聴
10. オー・ヨーコ  >>試聴
11. 愛の不毛  >>試聴
12. ノーバディ・トールド・ミー  >>試聴
13. 果てしなき愛  >>試聴
14. カム・トゥゲザー(ライヴ)  >>試聴
15. ニューヨーク・シティ  >>試聴
16. アイム・ステッピング・アウト  >>試聴
17. ユー・アー・ヒア  >>試聴
18. ボロード・タイム  >>試聴
19. ハッピー・クリスマス(戦争は終った)  >>試聴
DISC-2
01. ウーマン  >>試聴
02. マインド・ゲームス  >>試聴
03. アウト・ザ・ブルー  >>試聴
04. 真夜中を突っ走れ  >>試聴
05. ラヴ  >>試聴
06. マザー  >>試聴
07. ビューティフル・ボーイ  >>試聴
08. 女は世界の奴隷か  >>試聴
09. ゴッド  >>試聴
10. 心のしとねは何処  >>試聴
11. 夢の夢  >>試聴
12. アイム・ルージング・ユー  >>試聴
13. 孤独  >>試聴
14. コールド・ターキー  >>試聴
15. インテューイション  >>試聴
16. 真実が欲しい  >>試聴
17. 平和を我等に  >>試聴
18. リアル・ラヴ  >>試聴
19. グロー・オールド・ウィズ・ミー  >>試聴
全18曲!アルバムで買う方がお得!!
ジョンの音楽が新しい世代の音楽ファンにより身近になったことを大変うれしく思います。ジョンは常にニュー・テクノロジーを歓迎していましたし、このデジタル配信も喜んだことでしょう。彼は新しいコミュニケーション手段の発展から生まれるあらゆるチャンスに大いに興奮していただろうと思います。
ジョン・レノン期間限定特設サイト「JOHN LENNON 2005」
ザ・ビートルズ・オフィシャルサイト(日本版)
アーティスト詳細ページ
『決定盤ジョン・レノン』全曲解説
『ジョンの魂』 『イマジン』 『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』 『マインド・ゲームス』 『心の壁、愛の橋』
『ジョンの魂』 『イマジン』 『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』 『マインド・ゲームス』 『心の壁、愛の橋』
『ロックン・ロール』 『ダブル・ファンタジー』 『ミルク・アンド・ハニー』 『ライヴ・イン・ニューヨーク・シティ』 『アンソロジー』
『ロックン・ロール』 『ダブル・ファンタジー』 『ミルク・アンド・ハニー』 『ライヴ・イン・ニューヨーク・シティ』 『アンソロジー』

※12/08よりオリジナル・アルバムが遂に配信開始!!(曲名の後ろの番号はオリジナル収録アルバム)
 
1. スターティング・オーヴァー (Just Like) Starting Over [7]
『ジョンの魂』の冒頭の「マザー」の鐘の音と対をなすように、この再出発を飾る曲も鐘(というか鈴)の音から始まる。50年代のロカビリー、エルヴィス・プレスリーとロイ・オービソンを足して2で割ったような曲だが、単なるパロディではない。
2. イマジン Imagine [2]
この曲の原型は、ヨーコ・オノの詩集『グレープフルーツ・ジュース』に見ることができる。‘天国も地獄もない世界’を夢見るユートピア志向は、今の時代においても強いメッセージ性を持ち続ける。何かを願うならまず想像する力でそれを頭に描きだすこと、なのだ。
3. ウォッチング・ザ・ホイールズ Watching The Wheels [7]
廻り続ける車輪を眺めることは、自分自身と向かい合うことである、というメッセージを込めた名曲。5年に及ぶ隠遁生活を自己弁護するような内容でもあるが、‘心の大掃除’の期間でもあったのだ。自分の中にある本物と偽物を見分けることが大切だとも語る。
4. ジェラス・ガイ Jealous Guy [2]
「Child Of Nature」というビートルズ時代に書いた曲が元になっている。女性に対する嫉妬心で暴力を振るったこともある過去を自認する内容だが、曲は限りなく切なく美しいもの。ジョンの死後にロキシー・ミュージックがカヴァーしてNo.1ヒットになっている。
5. インスタント・カーマ Instant Karma! (We All Shine On) *シングル
1日で作曲と録音をして、その10日後にはレコードが店頭に並んだという、まるで新聞のようなスピード性で世に出た曲。フィル・スペクターのプロデュースは例によって“音の壁”を作り上げる派手なもの。この1ヶ月後に「Let It Be」が発売されるのも歴史的。
6. スタンド・バイ・ミー Stand By Me [6]
61年のベン・E・キングの名曲(全米4位のヒット)をカバー。フィル・スペクターが途中までプロデュースして失踪してしまった曰く付きのアルバム『ロックン・ロール』の中でも特に印象的なナンバー。アコギを使ったアレンジが、原曲以上のほとばしる何かを表現。
7. ワーキング・クラス・ヒーロー Working Class Hero [1]
アコースティック・ギターをかき鳴らして歌われる、非常にシニカルな内容のこの曲は、ボブ・ディランと比較された。抑えた声で社会への糾弾が繰り返される、内に秘めたパワーには圧倒される。マリアンヌ・フェイスフルのバージョンも是非聴いてほしい。
8. パワー・トゥ・ザ・ピープル Power To The People *シングル
71年にプラスティック・オノ・バンド名義でリリースされた、社会主義的なスローガンとも取れるアンセム・ソング。“民衆に力を”という言葉は時代の波の中で形骸化し、広告コピーのようになってしまったが、ジョンの最も左翼的な過激さが表れた曲である。
9. オー・マイ・ラヴ Oh My Love [2]
『ホワイト・アルバム』用に書いた曲が原型とされるが、ヨーコとの共作による至高の美しさを持った曲。シンプルながら深い優しさを含んだ歌詞とメロディは、二人のロマンスが結晶化したものとも言える。ニッキー・ホプキンスのエレピもいい味を出している。
10. オー・ヨーコ Oh Yoko! [2]
この曲もヨーコに捧げたものであるが、アップ・テンポでみんなで大騒ぎしているような歓喜に溢れるナンバーとなっている。ストイックな『ジョンの魂』に較べると『イマジン』はバラエティに富む内容だが、アルバム最後に収められたこの曲のイメージが結構強い。
11. 愛の不毛 Nobody Loves You (When You’re Down And Out) [5]
ヨーコとの別居時代に作られたアルバム『心の壁、愛の橋』収録の、ブルージーなバラード。ジョンの低迷していた時期の心情がよく表れている。ショウビズの世界でスターでいることの不毛や圧迫を歌っているようでもあり、その皮肉に満ちた自己憐憫は重苦しい。
12. ノーバディ・トールド・ミー Nobody Told Me [8]
『ミルク・アンド・ハニー』のアルバムに先行してシングル・カットされ、アメリカでは5位(英では6位)まで上がるヒットとなった。『ダブル・ファンタジー』から漏れた未完成の作品の中では、かなり良質なロックン・ロールで、フラストレーション爆発だ。
13. 果てしなき愛 Bless You [5]
ヨーコと別れて暮らしていた15ヶ月に及ぶ時期は、“失われた週末”とも呼ばれているが、この時に作られたのが『心の壁、愛の橋』だ。その中でも特に印象に残るバラードがこの曲で、ヨーコに捧げた永遠の愛の歌。
14. カム・トゥゲザー(ライヴ) Come Together (Live) [9]
72年にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われた「ワン・トゥ・ワン・コンサート」は数多くのブートレグを生んだが、86年に『ライヴ・イン・ニューヨーク・シティ』として正規盤となった。
15. ニューヨーク・シティ New York City [3]
ジャケットそのものを“ニューヨーク・タイムズ”紙風にした、最も政治的なアルバムが『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』だった。国外退去命令を受けていた最中のはずだが、さまざまなエピソードを列挙して、陽気なロックン・ロールに仕立てた。
16. アイム・ステッピング・アウト I’m Stepping Out [8]
‘家を飛び出したくなる’と歌う、主夫時代のことを回想するような自伝的ナンバー。アップテンポのロックン・ロールでジョンのはやる気持ちが表れている。『ミルク・アンド・ハニー』からの3枚目のシングル。
17. ユー・アー・ヒア You Are Here [4]
『マインド・ゲームス』はジョンにとって微妙な時期に出されたアルバムだ。ヨーコとの不仲説が流れたり、曲を書く動機付けが希薄だったことなどだ。しかし、この曲では異国趣味に溢れるサウンドに、二人のロマンスの軌跡(西洋と東洋の出会い)を重ねた。
18. ボロード・タイム Borrowed Time [8]
ジョンの3周忌を過ぎて発表された『ミルク・アンド・ハニー』から2枚目のシングル・カットで、全英チャート32位を記録。スティ−ル・ドラムが入るレゲエ/カリビアン風の曲。‘ぼくは借り物の時間を生きている’という歌詞が複雑に響く。
19. ハッピー・クリスマス(戦争は終った) Happy Xmas (War Is Over) *シングル
もはや誰もが知っているクリスマス・ソングの名曲。「戦争は終わった!あなたがそう望むなら」というスローガンをもとに、ロネッツなどのクリスマス・ソングで有名なフィル・スペクターにプロデュースを依頼。ある意味では「イマジン」以上に愛される曲だ。
01. ウーマン Woman [7]
『ダブル・ファンタジー』の中で最も美しいメロディを持ち、全英No.1となった名曲。ハウス・ハズバンドの生活を通じ、自らのフェミニンな部分を隠す必要がないことを悟ったジョン。女性・男性はお互いの存在を支えあうもの、という普遍的なテーマを込めた。
02. マインド・ゲームス Mind Games [4]
元々は「Make Love Not War」というタイトルだったそうだが、最終的に意識昂揚の心理学書『Mind Games』からの引用となった。愛と平和というメッセージにつながる部分では「イマジン」に匹敵するジョンの最高傑作のひとつで、ポジティヴなエネルギーに溢れる。
03. アウト・ザ・ブルー Out The Blue [4]
ヨーコへの愛を歌った曲の中でも、‘晴天の霹靂’と名付けられたこの曲は、その出会いがいかに衝撃的であったかを物語っているようだ。隠喩に満ちた歌詞と聖歌隊をバックにした荘厳な調べは、リミックスされた音で聴くとアレンジの面白さが際立つ。
04. 真夜中を突っ走れ Whatever Gets You Thru The Night [5]
ソロとして初のNo.1ヒット(アルバムも1位になった)を記録した曲であり、エルトン・ジョンがバック・ボーカルで参加。お返しにエルトンのライブに飛び入りでこの曲を演奏した時のバージョンもEP化された。タイトル通り疾走感に溢れるキャッチーな1曲。
05. ラヴ Love [1]
「イマジン」と並ぶジョンの永遠の名曲。シンプルの極致をいくような歌詞とサウンド。ピアノを弾くのはフィル・スペクターだ。‘愛とは愛されたいと望むこと’という歌詞に愛への飢餓感と、ヨーコへの時を越えた普遍的な愛をこめた。
06. マザー Mother [1]
『ジョンの魂』の冒頭を飾る、あまりに有名な曲。弔いの鐘の音ではじまる、母ジュリアへの追悼の曲でもある。幼少のジョンは両親と別れて暮らしていたが、母親の存在に惹かれ始めた時にジュリアは亡くなる。この喪失感を乗り越えるための心の叫びである。
07. ビューティフル・ボーイ Beautiful Boy [7]
75年に生まれた息子、ショーンに捧げた子守唄のような1曲。‘ショーン’はアイルランド語で‘ジョン’のことだが、子育てに携わってきた誠実で微笑ましい一面がよく出ている。‘君が大人になるのを待ちきれない’という歌詞が泣かせる。
08. 女は世界の奴隷か Woman Is The Nigger Of The World [3]
世界で一番最初のウーマン・リブ・ソングとされる。オノ・ヨーコがインタビューで発言した「女は世界の奴隷だ」という言葉が、ジョンにヒントを与えた。アメリカでは‘ニガー’という言葉ゆえに放送禁止になったが、強い社会的主張を持った名曲。
09. ゴッド God [1]
『ジョンの魂』の根幹にある、自分と世界との関わりについてのひとつの答えがこの曲。それは、自分とヨーコ以外のものをすべて否定すること。宗教も独裁者もプレスリーも否定した最後に出てくるビートルズ、夢は終わったという言葉が新たな出発点だった。
10. 心のしとねは何処 Scared [5]
ヨーコと離れて暮らしている時の絶望感や苦悩を歌ったものとされるが、同じアルバムに収録されている「果てしなき愛」と表裏を成すような内容となっている。ネガティブな自分を冷ややかに見つめながらも、感情の昂ぶりを表現するボーカルが素晴らしい。
11. 夢の夢 #9 Dream [5]
数霊術に凝っていたジョンは、9という数字に運命的なものを感じていた。10月9日に生まれ、運命の12月8日もイギリスでは9日になっていた・・・という風に。自分の見た夢をそのまま歌にしたというこの曲、タイトル通り全米9位のヒットとなった。
12. アイム・ルージング・ユー I’m Losing You (Short Version) [10]
ヨーコを失うことの不安感を歌ったものだが、旅行中にヨーコに電話が繋がず苛立ったことや、過去の“失われた週末”、母親を失くしたときの体験などが重なりあい、どこか危うさをともなったリアルな感情が伺える。
13. 孤独 Isolation [1]
精神学者アーサー・ヤーノフが書いた『原初からの叫び(Primal Screem)』に多大な影響を受けて『ジョンの魂』は生まれたが、この「孤独」という曲もジョンの究極の叫びが聴こえる。傷ついた心が怒りへと変わる瞬間、その後の隔絶感が深く胸に沈みこんでいく。
14. コールド・ターキー Cold Turkey *シングル
ドラッグ中毒の禁断症状を歌ったものとされ、ビートルズ時代に体験したLSDから、更にヘロインへとのめり込んでいったジョンの悲痛な叫びでもある。ヘロイン常用の恐ろしさを訴える曲でもあるが放送禁止となる。暴力的なギターはエリック・クラプトン。
15. インテューイション Intuition [4]
ラグタイム調のアレンジで自分の直感について自画自賛するようなこの曲。『マインド・ゲームス(ヌートピア宣言)』自体がリラックスした小品の集まりのようなアルバムだったことを考えると、「Intuition」から「Out The Blue」の流れも美しく感じる。
16. 真実が欲しい Gimme Some Truth [2]
政治家の偽善に対して怒りを表す曲であり、ビートルズ末期のレコーディング・セッションで演奏されたこともある。この怒号は直接はニクソンに向けられたものだとしても、ビートルズ内紛への苛立ちも含まれているのか?『イマジン』のもう一つのハイライト。
17. 平和を我等に Give Peace A Chance *シングル
69年5月に行われた2度目の「平和のためのベッド・イン」の最中に録音され、プラスティック・オノ・バンド名義で発表された。映画「いちご白書」で出演者たちが円陣を組んで歌うシーンが印象に残る。ここからジョン&ヨーコの平和活動が本格化していった。
18. リアル・ラヴ Real Love (Short Version) [10]
ジョンのドキュメンターリー映画『イマジン』のサントラ盤にソロ名義のバージョンが収録されるまで未発表だった曲で、ビートルズ・バージョンもある。オリジナル・メロディの一部が「Watching The Wheels」に使われたとされる。7種類のデモが残されている。
19. グロー・オールド・ウィズ・ミー Grow Old With Me [10]
『ダブル・ファンタジー』の時に出来ていた曲だが、アレンジされないままピアノ弾き語りのデモ・バージョンが、後に『ミルク・アンド・ハニー』に収録された。「Woman」と並ぶ重要曲と言える。ストリングス入りのバージョンが『アンソロジー』で発表された。
Yoko Ono『Rising』1995
70年代にアップルからリリースしたソロ作品『無限の大宇宙』や『空間の感触』では、アヴァンギャルドな面と美しいメロディをともなった叙情的な面がうまくミックスされた傑作であった。この『ライジング』は、息子のショーン・レノンを中心としたIMAをバックに、ヒップ・ホップを取り入れたサウンドも聴かせるが、悲しみを滲ませる「Where Do We Go From Here」や「Revelations」が素晴らしい。
おすすめトラック
Talking To The Universe   >>試聴
Where Do We Go From Here   >>試聴
Revelations   >>試聴
詳細はこちら
Yoko Ono『Blueprint for a Sunrise』2001
2005年の「ジョン・レノン・スーパーライヴ」で初の単独ライブを披露したオノ・ヨーコ。その時に歌ったのが「I Want You To Remember Me」で、往年のアヴァンギャルドな側面を持つ曲である。パンク/ニューウェイヴ・バンドも吹っ飛ぶ曲をいくつも書いてきたが、いつもポジティブな人だ。ジョンがヨーコの声そっくりなB-52'sを聴いて共作アルバム『ダブル・ファンタジー』に取り掛かったという話も嘘ではない。
I Remember Everything   >>試聴
I Want You To Remember Me (b)   >>試聴
Are You Looking For Me   >>試聴
詳細はこちら




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  トラックバック時刻:2005年12月05日 10時55分



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