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洋楽TOP > アーティストインデックス > アーティスト特集 > ジャニス・イアン
Janis Ian ジャニス・イアン 「17歳の頃」のビターな想い・・ 身近な情感を憂いと優しさに包んで、心に響かせる。 今、聴きたいのは、こんな曲。女性シンガーおすすめ
Album 『スーヴェニアーズ〜ベスト・オブ・ジャニス・イアン 1972-1981』 2004/07/21 Release ダウンロード価格 アルバム \1,800(税込) トラック 各\150(税込)
『スーヴェニアーズ〜ベスト・オブ・ジャニス・イアン 1972-1981』
01. スターズ  >>試聴
Stars
02. 我が心のジェシー  >>試聴
Jesse
03. 置き手紙  >>試聴
From Me to You
04. 17歳の頃  >>試聴
At Seventeen
05. 冬の部屋 >>試聴
In the Winter
06. ブルースの華  >>試聴
Belle Of The Blues
07. 恋は盲目  >>試聴Love Is Blind
08. ウィル・ユー・ダンス  >>試聴
Will You Dance?
09. 奇跡の街  >>試聴
Miracle Row
10. マリア  >>試聴
Maria
11. パーティー・ライツ  >>試聴
Party Lights
12. ドゥ・ユー・ウォナ・ダンス  >>試聴
Do You Wanna Dance?
13. わるい癖ね  >>試聴
Silly Habits
14. 心の裏側  >>試聴
Other Side of the Sun
15. フライ・トゥー・ハイ  >>試聴
Fly Too High
16. ジェニー(アイオワ・サンライズ)  >>試聴
Jenny(Iowa Sunrise)
17. メカニカル・テレフォン  >>試聴
Mechanical Telephone
18. パッション・プレイ  >>試聴
Passion Play
New Album 『FOLK IS THE NEW BLACK』 フォーク・イズ・ザ・ニュー・ブラック 2006/02/15 Release VICP-63290
『FOLK IS THE NEW BLACK』 フォーク・イズ・ザ・ニュー・ブラック
約2年ぶりの新作!
本人曰く「これまでで最高の出来」!
小編成でのグルーヴ感に満ちたパフォーマンスを基調にフォーキーでポップ、時にJAZZY、時にSMOKEYな音創りを展開!
Links
ビクターエンタテインメント(ジャニス・イアン)
Janis Ian Official Site
アーティスト詳細ページ
最近の若い人は、ジャニス・イアンといってもピンとこないかもしれないが、1975年から77年頃にかけての、日本でのジャニス・イアンの人気は凄いものがあった。勿論、76年にはグラミー賞も受賞しているし、世界的な人気だったが、日本のテレビ・ドラマに使われた「恋は盲目」(『グッバイ・ママ』主題歌)や「ウィル・ユー・ダンス」(『岸辺のアルバム』主題歌)は、日本だけのヒット曲として有名だ。特に「恋は盲目」は、オリコンの洋楽チャートの1位を6ヶ月間独走した記録を持つ。80年の、角川映画『復活の日』の主題歌となった「ユー・アー・ラヴ」も日本だけのヒット曲である。
過去の人と忘れ去られていたかに思えたジャニスであるが、2004年には、かつての名作アルバムが紙ジャケットCDにて一挙再発され、久々の来日公演も行われた。そのちょっと前から、ジャニスの同性との結婚が話題となったり、テレビCMで再び「ウィル・ユー・ダンス」が流れ、椎名林檎が『唄い手冥利』(02年)でジャニスの「ラヴ・イズ・ブラインド(恋は盲目)」をカバーしたりと、確実に再評価の波が押し寄せていた。
ジャニス・イアンは、1951年ニューヨーク生まれ。天才少女と呼ばれ、14歳の時に書いた、白人中流家庭の女の子と黒人の男の子の恋を描いた「ソサエティーズ・チャイルド」が、66年に全米チャート14位まで上がるヒットとなり、センセーショナルな話題となった。自らユダヤ人として人種差別を受けてきたジャニスだからこそ作れた曲といえる。ヴァーヴ・フォアキャストから4枚、71年にはキャピトルから1枚のアルバムを発表、写真家のピ−ター・カニンガムと結婚するが、長くは続かず離婚。若さにまかせた転がるような5年間を送り、音楽界からしばらく遠ざかってしまう。
ジャニスの第2のデビューは74年に訪れる。ロバータ・フラックが取り上げてヒットした「我が心のジェシー」に後押しされ、『スターズ〜ジャニスの私小説』で再び注目を集めた。プロデューサーであるブルックス・アーサーとのコンビで、『ビトウィーン・ザ・ラインズ〜愛の回想録』『アフタートーンズ〜愛の余韻』の3部作を完成させ、人気の絶頂期を築く。アルバム・チャートNo.1の『愛の回想録』に収録された「17歳の頃」で、76年度のグラミー賞最優秀女性ポップ・ボーカルにも輝いた。この「17歳の頃」は、‘美人じゃない私’の、繊細な心の内面を描いた切なくも美しい名曲。『愛の回想録』には、ベスト盤には収録されていない「パーティーが終わったら」「思い出の水彩画」「灯りを下さい」「愛する人の子守唄」などの名曲が詰っているので、是非アルバムで聴いて欲しい1枚。孤独感やいじらしさが素直に歌詞に滲み出ていて、温もりがある歌声に癒される人は多いはずだ。
「ウィル・ユー・ダンス」を含む『ミラクル・ロウ〜奇跡の街』と、『ジャニス・イアン〜愛の翳り』は、当時流行したクロスオーバー/フュージョン風の演奏も多く取り入れられた洗練されたアルバム。79年の『ナイト・レインズ』からは「フライ・トゥー・ハイ」がヨーロッパで大ヒットしたが、アメリカでは伸び悩み、次作の『レストレス・アイズ』はウェスト・コースト録音のしなやかなAORサウンドになっていた。84年にオーストラリアのみでリリースされた『アンクル・ワンダフル』は打ち込み中心のダンス・アルバムで長らく幻の存在だった。ジャニスはこの後、苦難の時期を迎え(2度目の離婚や財政破綻など)、それを克服し92年のカム・バックに至る。
スーヴェニアーズ〜』というベスト盤は、ジャニス自らが選曲しており、入門用には最適と言える。しかし、ここでジャニスは終わっているわけではない。今、まさに新たな全盛期を迎えようとしている。波瀾の半生を送ってきたジャニスの慈しみの歌声が心に響く。
(Text/遠藤哲夫)
スターズ〜ジャニスの私小説 1974 Release ビトウィーン・ザ・ラインズ〜愛の回想録 1975 Release アフタートーンズ〜愛の余韻 1976 Release ミラクル・ロウ〜奇跡の街 1977 Release ジャニス・イアン〜愛の翳り 1978 Release ナイト・レインズ〜ナイト・レイン 1979 Release レストレス・アイズ〜瞳はゆれて 1981 Release アンクル・ワンダフル 1984 Release
Selected Discography
『ビリーズ・ボーンズ』 2004 Release
01. Billie's Bones  >>試聴
02. My Tennessee Hills 
03. Paris In Your Eyes  >>試聴
04. Marching On Glasgow 
05. I Hear You Sing Again  >>試聴
06. Forever Young 
07. Matthew  >>試聴
08. Amsterdam 
09. Dead Men Walking  >>試聴
10. Save Somebody 
11. Mockingbird  >>試聴
12. Mary's Eyes 
13. When I Lay Down  >>試聴
印の曲は、現在OnGenでは配信されておりません。
2003年リリースのライブ・アルバム『ワーキング・ウィズアウト・ア・ネット』に続く、スタジオ作品としては『ゴッド&ザ・FBI』以来4年ぶりとなるアルバム。シンプルなバックで、奥深い音楽的バックグラウンドを感じさせる素晴らしい内容。全曲配信できないのが残念である。ドリー・パートンとデュエットする「My Tennessee Hills」とか、カントリー・ファンは思わずちびりそう。カントリーにとどまらず、本作にはブルーグラスや、アパラチアン・フォークなどのアメリカのルーツ音楽からの影響が色濃く伺える。「I Hear You Sing Again」「Mockingbird」などはトラディショナルな香りが漂う。「Matthew」は憂いを秘めたジャジーなブルース調。「Dead Men Walking」「When I Lay Down」には凛とした力強さが感じられる。ポップな地平とは離れているが、真実の音楽がここにはある。
女性シンガーおすすめ
Olivia Newton-John 『48 Original Tracks』 1994 ReleaseJoan Baez 『Diamonds & Rust』 1975 Release
カーペンターズやビー・ジーズには及ばないものの、日本ではアバ以上の売り上げを誇るオリビア。70年代後半はジャニス・イアンと人気を2分していた感がある。『おはよう700』のテーマ曲でヒットした「Take Me Home Country Roads(故郷に帰りたい)」や、日本だけのヒット(約50万枚)の「Jolene」はお馴染み。「Love Song」はエルトン・ジョンが歌ったレスリー・ダンカンの名曲。
ジャニスの音楽の原点はフォーク。60年代はじめにジョーン・バエズやピート・シーガーの影響で歌を作り始めた。ボブ・ディランを世に紹介したことでも知られるジョーン・バエズであるが、その澄みきった歌声は今も衰えていない。本作はフォークからポピュラーへと幅を広げた時期の名作。自作の「Diamonds And Rust」をはじめ、ジャクソン・ブラウンの「Fountain Of Sorrow」、ジャニスの「Jesse」のカバーも光る。
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Nanci Griffith 『The MCA Years: A Retrospectiv』 1993 ReleasePhoebe Snow 『Phoebe Snow』 1973 Release
近年のジャニスの音楽性は徐々にフォークへと原点回帰していっているが、このテキサス出身のナンシー・グリフィスも、フォークの歌姫として息の長い活躍を見せる。ジャニスとは違ったカマトトっぽい歌い方で、白いハイソックスが似合いそうな清純派らしさをいまだに保っている。これは驚異的!ベット・ミドラーがヒットさせた「From A Distance」の作者でもあり、文学チックな女性シンガー・ソングライターの代表。
レオン・ラッセルのシェルター・レーベルからデビューしたフィービ・スノウ。デビュー・シングルの「Poetry Man(詩人)」は全米5位のヒットとなる。ジャジーな要素も入ったフォーク・タッチのサウンドや絶妙な歌唱力、個性的なルックスも含め、ジャニスとの共通項が感じられる。ズート・シムズやテディ・ウィルソンといったジャズ界の重鎮も参加し、都会的なセンスと、ノスタルジックな味わいが同化する名作。
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Joan Armatrading 『Love And Affection: Joan Armatrading Classics (1975-1983) 』 2003 ReleaseSuzanne Vega 『RetroSpective: The Best Of Suzanne Vega』 2003 Release
黒人女性シンガー・ソングライターとしては、トレイシー・チャップマンなどの大先輩にあたるジョーン・アーマトレイディング。イギリス出身で72年のデビュー当時から知性的な曲を書くが、ボーカルは情感に富んでおり、クールかつワイルド。「Love And Affection」「The Weakness In Me」などのバラードは勿論、「I'm Lucky」「Me Myself I」などの力強いアップ・ナンバーも素晴らしい。
女性らしい繊細さとクールな眼差しで、ジャニスを引き継ぐように85年にデビューしたスザンヌ・ヴェガ。パティ・スミスのギタリストだったレニー・ケイのプロデュースによるデビュー作も名作だが、幼児虐待をテーマとした「Luka」や「Gypsy」などを含む2作目『Solitude Standing』が代表作か。このベスト盤には、オリジナル盤では聴けない「Left Of Center」、DNAによるミックス・ヴァージョンの「Tom's Diner」も収録。
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Bette Midler 『Experience The Divine』 1993 ReleaseJuice Newton 『Greatest Hits And More』 1990 Release
私生活のトラブルなどでジャニスにとっての試練の時期だった80年代後半を乗り越え、92年にリリースした『ブレイキング・サイレンス』収録の「サム・ピープル・ライヴス」をいち早くカバーしたのがベット・ミドラーだった。映画がらみの「The Rose」や「Wind Beneath My Wings(愛は翼にのって)」の大ヒットを持ち、幅広い表現力はエンターテナーとしても超一流。初期の「Hello In There」なども涙もの。
ポップ・カントリー寄りの清涼感溢れる歌声で、80年代初期にヒットを連発したジュース・ニュートン。メリリー・ラッシュのカバーである「Angel Of The Morning(夜明けの天使)」がまず名曲。「Queen of Hearts」や「Sweetest Thing」などもいいが、ゾンビーズのヒット曲「Tell Her No」のカバーが最高にカッコいい。キム・カーンズと混同してしまいそうになるが、80'sポップス・ファンには忘れられない存在。
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