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まだ横顔にはあどけなさも残る、20歳そこそこの若きシンガー・ソングライター、ジェイムス・モリソン。英国出身の新人シンガー・ソングライターのデビュー・アルバムがUKアルバム・チャート初登場1位(8/6付け)となり、日本では1stシングルの「君に逢えてよかった・・・。」がラジオやCMでひっきりなしにオン・エアーされている。そのハスキーな歌声と甘いメロディが一度聴いたら頭から離れない「君に逢えてよかった・・・。」で、日本でも多くのファンの心をとらえた彼のアルバム『ジェイムス・モリソン(原題:Undiscovered)』が遂に国内リリースとなった。

ジェイムス・ブラントやダニエル・パウターの大ヒットで、今最も勢いがあるとされる男性シンガー・ソングライターのシーン。そこにロックやソウル、ブルースの伝統に裏打ちされた音楽性とナイーヴな感性を持つ、弱冠21歳の若き天才、ジェイムス・モリソンの登場だ。心に染み入る甘くて切ないメロディという意味では、先行して人気者となったジェイムス・ブラント、ダニエル・パウターと同系といえるかもしれないが、そのソウルフルなハスキー・ヴォイスは、“神が与えた”と呼んでも決してオーバーではない。アルバムのリリースに先駆けて行われたショー・ケース(恵比寿リキッドルーム)でも、目ざといファンが詰めかけ、その盛況ぶりに驚かされたが、ジェイムスのパフォーマンスから溢れ出る“若さ”に圧倒された。甘酸っぱさに混じる魂の咆哮、ジェイムスの歌声は本物だった。

ジェイムス・モリソンは、イングランド中部のラグビー生まれ。定職についていなかった父親は、ジェイムスがまだ小さい時に家族から去り、母親と兄妹3人は多額の借金を抱えながら引越しを繰り返したそうだ。かなりの苦労人なのである。家にあったロックやソウルのレコードを聴きながら、13歳の時にアコースティック・ギターを弾き始める。やがて、ストリートで歌うようになるが、学校を卒業してからは生計を立てるために働かなくてはならない。19歳の時には、トレーラーの洗車を9ヶ月間続け、挙句の果てには仕事をクビになる。その後、セッションで知り合ったギタリストからオファーされて作ったデモテープが、ある有名A&Rマンの手に渡り、レコード会社との契約にこぎつけた。家族関係に傷いたり、辛い経験を重ねながらも、常にポジティヴな姿勢を忘れなかった彼は、遂にデビューのチャンスを掴んだのだ。

レコーディングの過程で、ジェイムスは自分の人生を注いだものでなければ、歌えないことに気付く。ガールフレンドとうまくいかない時のことや、麻薬に溺れた友人のこと、無気力だった母親に捧げた曲など、彼は自分のリアルな感情を、まっすぐに歌にぶつける。「僕は、悲しみを表現しながらもポジティヴでありたい。人生は楽しいことばかりじゃないけど、落ち込むような内容のアルバムにはしたくない。道を歩いているいろんな人々・・・世の中のドン底にいる人や、辛い経験をくぐりぬけてきた人たちの心にも届くものを作りたかった」

デビュー・アルバム『ジェイムス・モリソン』には、美メロではあるが、上辺だけではない、魂がこもった歌が詰まっている。骨太なビートにのったエモーショナルな歌声が男臭さを印象付ける「アンダー・ザ・インフルエンス」から始まり、ディープ・ソウル・バラードを聴くような「ザ・ピーセズ・ドント・フィット・エニィモア」、ゴスペル的な雰囲気もある「アンディスカヴァード」、アメリカのブルース臭い連中が演奏してるとしか思えない「ディス・ボーイ」とか、どこか往年のスワンプ・ロックのような渋みを漂わせているのが驚きだったりする。イケメンのルックスに騙されてはいけない。土臭い、本場南部のソウルフルなフィールが漲っているではないか。オーティス・レディングが引き合いに出されるのも不思議ではない。「イフ・ザ・レイン・マスト・フォール」や「ハウ・カム」での表現力の深さは、イギリスの白人青年とは思えないものがある。シングル「君に逢えてよかった・・・。」の甘さも勿論、魅力ではあるが、それだけで判断して欲しくない。アルバムにこそ、ジェイムス・モリソンの凄さが潜んでいる。(Text/遠藤哲夫)
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| ジョン・レノンとオノ・ヨーコの息子であるショーン・レノンの8年ぶりとなる新作『フレンドリー・ファイア』。前作同様、チボ・マットの本田ゆかやジョン・ブライオン等が参加。ジョンの声に似てるのに、改めてびっくりで、秋の憂愁のようなメロディが美しい。ルーファス・ウェインライトとも近い。 |
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| 通算44作目になるという新作『キャプテン・アンド・ザ・キッド』は、75年の名作『キャプテン・ファンタスティック』のテーマの流れを汲むもの。先行シングルの「The Bridge」は、カ強いボーカルとピアノ弾き語りを中心としたバラードで、さすがにポップスの魔術師、「グッバイ・イエロー〜」級の染みる曲です。 |
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| 日本での知名度は低いが、UKシンガー・ソングライターとして天才的なセンスを持つ。ジェイミー・カラムのアルバムでも共作していたが、ジェフ・バックリーやエリオット・スミスのようなデリケートなメロディと、どこかダウナーに響くスモーキーな歌声が印象的。渋好きな方は「The Last Cigarette」を是非。 |
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| TVドラマ『レガッタ〜君といた永遠』の挿入歌となり日本でも大ブレイク、「バッド・デイ〜ついてない日の応援歌」の勢いは、まだ止まるところを知らない。サマー・ソニック06に続き、今年11月末からの初のジャパン・ツアーも決まったダニエル・パウター。弾き語りライブ・バージョンもいいですヨ! |
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| 人気のある男性シンガー・ソングライターは、皆ハスキー・ボイスで、どこかブルーアイド・ソウル的な味わいを持っている。ミディアム・テンポでノリのいい美メロが売れ筋のようになっているが、やはりジェイムス・ブラントはスローが似合う。歌の世界に奥行きがあり、どこかミステリアスな部分を残している。 |
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| 日本でのエア・プレイが、9月末の時点で3週連続1位を記録する大ヒットとなっている「ホーム〜きみのもとへ帰りたい」。“世界が恋をするスーパー・スター・ボーカリスト”といわれるだけあり、フランク・シナトラやハリー・コニックJrのようなジャズ・フレイバーも併せ持つ。このスケールの大きさは本物。 |
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| ハリケーンで甚大な被害を受けたニューオリンズ。そのニューオリンズの伝説的なミュージシャン/プロデューサーがアラン・トゥーサンだ。本作はニューオリンズに捧げるコラボ・アルバムであり、アランの代表曲のカバーが素晴らしく、ニコレット・ラーソンも歌っていた「Tears, Tears〜」が最高にファンキー! |
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| バート・バカラックと並び称される、アメリカが誇る偉大なソングライター。「恋のフェニックス」「ガルベストン」「マッカーサーパーク」など、ヒット曲は数知れず。自身もシンガーとして活躍し、70年代の一連の作品は名作として隠れた人気がある。セルフカバー曲は、やはり本人ならではの味わい深さ。 |
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| スコットランド出身のシンガー・ソングライター。元プリテンダーズのギタリスト、ロビー・マッキントッシュを迎え、ケヴィン・マクダーモット・オーケストラ名義で発表されたデビュー作。フォーク/ロック系サウンドであるが、ボブ・ディランとジョン・レノンを合わせたような独特の個性を持つ。 |
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| ソウルの神様。アメリカ南部から生まれたディープな唱法とサウンド(スタックス・サウンド)は、ソウル/ロック問わず、大きな影響を与えた。 |
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| モータウンを代表する、というかポピュラー音楽のスーパースターであり、天才ミュージシャン。13歳の時(63年)のNo.1ヒットから現役。 |
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| 84年に惜しくも亡くなったが、ソウルの世界に革命を起こした『ホワッツ・ゴーイン・オン』や、「セクシャル・ヒーリング」で永遠に名を残す。 |
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天才スティーヴ・ウィンウッドを擁したUKビート・グループ。ソウルフルなボーカルとオルガン・プレイでビッグ・ヒットを量産した。
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| 4年間という短い活動期間ながら、ロック界にこれほど大きな影響を残したギタリストはいない。まさに天才。常識を超えたプレイが今も衝撃的。 |
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| 北アイルランドが生んだ孤高のボーカリスト。「グロリア」のヒットを持つゼムで一躍注目され、ソロでも数多くの名作を残す、魂のシャウター。 |
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| 「雨に濡れた朝」や「ムーンシャドウ」のリリカルな名曲や、レゲエカバーでも有名な「ワイルド・ワールド」を残す、元祖癒し系ともいえるシンガー。 |
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| シンプルながら引きずるような重さをもった、ブルース/ハード・ロックは唯一無二のもの。イギリス最高のボーカリスト、ポール・ロジャース在籍。 |
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