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洋楽TOP > アーティストインデックス > アーティスト特集 > ジェイムス・ブラント
こんなにも切ない歌に出会えた・・・だから泣いてもいい  元英国軍人のシンガー・ソングライター 1ヶ月以上もヒット・チャートのトップに君臨!!
新世代のシンガー・ソングライター
泣けるシンガー・ソングライター
Album『Back To Bedlam』2004/10/18 Release(輸入盤)ダウンロード価格
アルバム \1,500(税込)
トラック 各\150(税込)
01. High  >>試聴
  02. You're Beautiful  >>試聴  
  03. Wisemen  >>試聴  
  04. Goodbye My Lover  >>試聴  
  05. Tears And Rain  >>試聴  
  06. Out Of My Mind  >>試聴  
  07. So Long Jimmy  >>試聴  
  08. Billy  >>試聴  
  09. Cry  >>試聴  
  10. No Bravery  >>試聴  
もう切なくて泣けてしまう曲が、冒頭から6曲連続で波状攻撃のように押し寄せる。個人的にピークは「Goodbye My Lover」「Tears And Rain」で、平常心でなかったら涙でぐしょぐしょになりそうだ。1stシングル「High」の声が裏返るところ、ブレイクのきっかけとなった2ndシングル「You're Beautiful」の生ギターの響き、何度聴いても飽きがこない、この中毒症状のような状態は何とも説明がしがたい。とにかく聴いてもらうしかない。最後まで涙を持ち堪えられたと思ったら大間違い。9曲目の「Cry」ではタイトル通り泣いてしまうはずだ。
Links
ジェイムス・ブラント・オフィシャルサイト(レーベル)
JAMES BLUNT HOME PAGE
アーティスト詳細ページ
とんでもない新人が登場したものだ。
8月13日現在、イギリスのヒット・チャートで起こっている現象、それはまさしくジェイムス・ブラント現象と呼べるものだ。昨年10月にリリースされたジェイムスのデビュー・アルバム『Back To Bedlam』。そこからのセカンド・シングル「You're Beautiful」が、発売後2ヶ月半をかけてチャート・トップに踊り出たのが7月16日付けのチャート。それ以来5週連続で1位の座を守り続けているのだ。アルバムのほうも、コールドプレイの『X&Y』を蹴落として1位を独走しているから、アルバム、シングルの両方が1ヶ月以上もチャートのトップを独占するという信じ難い状況なのだ。

 この新人の歌のどこに、こんなに人を惹きつける魅力があるのだろうか?
ジェイムス・ブラントは元英国軍人であり、99年には紛争中のコソボに駐留していた。その時に書いた曲が、デビュー作にも収められた「No Bravery」。ジェイムスは22才だった。
「“No Bravery”は僕がコソボで書き上げた唯一の楽曲なんだ。宿営地のベッドでブーツを履いたまま書いたんだよ。いつでも出動できるようにブーツを履いたまま寝なきゃならなかったんだ。この楽曲は宿命的なものなんだ。そしてアルバムの他の楽曲もね」

 2002年に軍を退役したジェイムスは、この曲のデモ・テープを抱えミュージシャンとしての道を歩む。元フォー・ノン・ブロンズ(「What's Up」のヒットあり)のリンダ・ペリーが、この曲に惚れ込んでプロデュースを買って出る。そしてアメリカに渡り、アルバムのレコーディングに取りかかったのが2003年の9月だった。ベックやエリオット・スミス、更にはバッドリー・ドロウン・ボーイ等を手掛けたトム・ロスロックのプロデュースで『Back To Bedlam』を完成させた。

 アコースティックを主体にした、柔らかで抱擁感のあるサウンドに、ジェイムスの切ないボーカルが乗って、聴き手の心を鷲掴みにする印象的なアルバムに仕上がっている。初期のエルトン・ジョンが持っていた瑞々しいメロディ・センス、デビュー当時のレオ・セイヤーのような孤独感を併せ持ち、誰にも似ていないちょっとひしゃげた声で歌を綴っていく。耳に馴染む親しみやすいメロディは、どこかで聴いたことがあるような錯覚を起こすが、同世代のシンガー・ソングライターである、ダミアン・ライスやアメリカのジョッシュ・ロウズやエリオット・スミス、ジェフ・バックリーなどとの共通項も見出せそうだ。でも、ここで聴けるのは、ジェイムス・ブラントの音楽以外の何物でもない。

 ここまで一気に売れてしまうと、流行りものみたいに捉えられてしまう危険性もなきにしもあらずだが、その答えはアルバムを聴けば明快だ。ある人にとっては癒しであり、ある人にとっては感情移入ができるエモーショナルなアルバムである。決して、時代を映すおしゃれな作品ではないが、一生聴き続けることが出来る重要なアルバムとなるだろう。
(Text/遠藤哲夫)

新世代のシンガー・ソングライター
Damien Rice 『O』2002
Damien Rice 『O』2002
今年5月に公開された映画「クローサー」の挿入歌に「ザ・ブロウワーズ・ドーター」が起用されたことで、再びチャートTop10に返り咲いたアイルランド人ダミアン・ライスのデビュー作。どの曲も涙が出そうになる程繊細で、心の震えをピュアに伝える説得力を持つ。ニック・ドレイクとかを思い出してしまう。「Cold Water」の静謐感と祈りにも似た歌声が、深く心に沈潜していく。
おすすめトラック
Cold Water
I Remember
Eskimo
詳細はこちら
Jason Mraz 『Mr. A-Z』2005
Jason Mraz 『Mr. A-Z』2005
2003年のデビュー作が絶賛されたジェイソン・ムラーズの2作目(ライヴ盤が1枚あり)で、全米アルバム・チャート初登場5位と人気の程が伺える。ブライアン・ウィルソン級のソング・ライティング能力を持つジェイソンだけあり、今回もアッパーで美メロな「Wordplay」から、切なさの中にもフックが効いた「Please Don't Tell Her」「Song For A Friend」など印象深い曲が並ぶ。
おすすめトラック
Wordplay  >>試聴
Please Don’t Tell Her  >>試聴
Song For A Friend  >>試聴
詳細はこちら
泣けるシンガー・ソングライター
Phil Ochs 『There But for Fortune』1989
Phil Ochs 『There But for Fortune』1989
60年代プロテスト・フォークの旗手だったフィル・オクス。ボブ・ディランのライバルとも目された人だが、惜しくも76年に自殺してしまう。本作はエレクトラに残した3枚のアルバムからのベスト盤で、「I Ain't Marching Anymore」に代表されるバリバリのプロテスト・ソングから、個人的な主題へと移り行く過程も捉えている。「There But For Fortune」はジョーン・バエズが取り上げて大ヒットした。
おすすめトラック
There But For Fortune  >>試聴
Changes  >>試聴
Is There Anybody Here?  >>試聴
アーティスト詳細
James Taylor『Mud Slide Slim』1971
James Taylor『Mud Slide Slim』1971
60年代の幻想から覚めた若者達が個々の生活に戻っていった時に、シンガー・ソングライター・ブームが起き、キャロル・キングの『タペストリー』や、ジェイムス・テイラーの『ファイアー&レイン』が生まれる。本作は3作目で、キャロルの「君の友達」のカヴァーをはじめ、「Highway Song」「Long Ago And Far Away(遠い昔)」など名曲のオン・パレード。この時J.T.はまだ23才だった・・・。
おすすめトラック
Highway Song  >>試聴
Long Ago And Far Away  >>試聴
Hey Mister, That's Me Up On The Jukebox  >>試聴
アーティスト詳細
Don McLean 『The Very Best Of Don McLean』
Don McLean 『The Very Best Of Don McLean』
「American Pie」は72年の全米1位曲。マドンナがカヴァーしたことで若い世代にも知られるが、バディ・ホリーの飛行機事故死を悲しんだ、長い長〜い歌だ。ドン・マクリーンは一発屋のように思われがちだが、ゴッホのことを歌った「Vincent」、ペリー・コモによってスタンダード化した「And I Love You So」など名曲多し。ロイ・オービソンのヒット曲をカヴァーした「Cring」も泣ける。
おすすめトラック
American Pie  >>試聴
Vincent  >>試聴
And I Love You So  >>試聴
アーティスト詳細
Randy Newman 『Sail Away』1972
Randy Newman 『Sail Away』1972
他の歌手が競うようにカヴァーしているのがランディ・ニューマン。ニルソンが全曲ランディの曲で固めた『ニルソン・シングス・ニューマン』はその最もたるもの。ハリウッドの音楽一家に生まれ、バーバンク・サウンド直系のアレンジ力は素晴らしいものがある。シニカルな視点で描かれた歌詞が理解できれば完璧だが、「Sail Away」はアメリカの歴史を歌いこんだ名曲として後世に残る。
おすすめトラック
Sail Away  >>試聴
Dayton, Ohio-1903  >>試聴
Last Night I Had A Dream  >>試聴
アーティスト詳細
Al Stewart 『Year Of The Cat』1976
Al Stewart 『Year Of The Cat』1976
イギリスの60年代フォーク・シーンから出てきたアル・スチュワート。初期の『ゼロ・シー・フライズ』などのアルバムでは、ギタリストとしての腕前も堪能できるが、徐々にロマンティックでポップな側面をアピールし、本作はシングル「Year Of The Cat」が全米
チャート8位まであがる大ヒットに。独特の甘さを含む「Sand In Your Shoes」やイギリスらしい翳りを湛えた「Lord Grenville」も名曲。
おすすめトラック
Year Of The Cat  >>試聴
On The Border  >>試聴
Sand In Your Shoes  >>試聴
アーティスト詳細
Gerry Rafferty 『Baker Street』1998
Gerry Rafferty 『Baker Street』1998
元スティーラーズ・ホイールのジェリー・ラファティー。映画「レザボア・ドッグス」の中で歌われた「スタック・イン・ザ・ミドル」は彼等の代表曲だ。ソロ独立後、78年に全米2位(何と6週連続)のヒットとなったのが「Baker Street(霧のベイカー街)」で、むせび泣くサックスが印象的な哀愁のナンバー。本作は後の『ナイト・アウル』『スネークス&ラダーズ』からも収録したベスト盤。
おすすめトラック
Baker Street  >>試聴
The Royal Mile  >>試聴
Night Owl  >>試聴
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