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洋楽TOP > アーティストインデックス > アーティスト特集 > エルヴィス・コステロ

Featured Artist ELVIS COSTELLO エルヴィス・コステロ

ファースト10イヤーズ!若きコステロの軌跡。

パブ・ロック/パンクから、コステロ流王道ポップスまで、エモーションたっぷりの芳醇な世界を!

Track List

Album『The Best Of - First 10 Years』

2007/05/02 Release
ダウンロード価格
アルバム ¥2,400(税込)
トラック 各¥150(税込)

『The Best Of - First 10 Years』

01.
(The Angels Wanna Wear My) Red Shoes
  >>試聴
レッド・シューズ
02.
Alison   >>試聴
アリスン
03.
Watching The Detectives   >>試聴
ウォッチング・ザ・ディテクティヴズ
04.
(I Don't Want to Go To) Chelsea   >>試聴
チェルシー
05.
Pump It Up   >>試聴
パンプ・イット・アップ
06.
Radio, Radio   >>試聴
レディオ・レディオ
07.
Accidents Will Happen   >>試聴
アクシデント・ウィル・ハプン
08.
Oliver's Army   >>試聴
オリヴァーズ・アーミー
09.
(What's So Funny 'Bout) Peace, Love & Understanding   >>試聴
ピース、ラヴ&アンダースタンディング
10.
I Can't Stand Up For Falling Down   >>試聴
アイ・キャント・スタンド・アップ(フォー・フォーリング・ダウン)
11.
High Fidelity   >>試聴
ハイ・フィディリティ
12.
Clubland   >>試聴
クラブランド
13.
New Lace Sleeves   >>試聴
ニュー・レイス・スリーヴス
14.
Good Year For The Roses   >>試聴
グッド・イヤー・フォー・ローゼズ
15.
Beyond Belief   >>試聴
ビヨンド・ビリーフ
16.
Man Out Of Time   >>試聴
マン・アウト・オブ・タイム
17.
Almost Blue   >>試聴
オールモスト・ブルー
18.
Everyday I Write The Book   >>試聴
エヴリデイ・アイ・ライト・ザ・ブック
19.
Shipbuilding   >>試聴
シップビルディング
20.
Brilliant Mistake   >>試聴
ブリリアント・ミステイク
21.
Indoor Fireworks   >>試聴
室内花火
22.
I Want You   >>試聴
アイ・ウォント・ユー

『Rock & Roll Music』

2007/05/02 Release
ダウンロード価格
アルバム ¥2,400(税込)
トラック 各¥150(税込)

『Rock & Roll Music』

Mystery Dance   >>試聴
You Belong to Me   >>試聴
Honey Are You Straight or Are You Blind
  >>試聴
Welcome to the Working Week   >>試聴

Links

エルヴィス・コステロ レーベルサイト(ユニバーサルインターナショナル)

ELVIS COSTELLO Official Site

アーティスト詳細ページ

 第一印象は、どこか偏屈そうに見える。29年前の初来日時には日本の学生服を着て銀座で路上ライブをやったし、数年前にはジャズ界の才女ダイアナ・クラールと結婚しちゃうし、行動だって予測がつきにくい。音楽性も幅広いものだから、コアなファンに好かれたりもする。
 つまりエルヴィス・コステロは、彼の音楽を聴いたことがない人にとってはちょっと敷居が高い存在なのではないだろうか。本人は決して壁をつくっているわけではないのに、状況がそうさせているというか。

 でも、もしそんな理由からコステロの楽曲と距離を置いているなら、いますぐ考えを改めた方がいい。なぜなら彼は豊富な音楽知識を備えた無類のメロディ・メイカーであり、“とっつきにくそう”なイメージとは裏腹にとても親しみやすい曲を生み出すからだ。とりわけ怒りを知性で覆い隠したような初期の衝動、そして自らのベースである様々なジャンルを取り入れるようになった中期の活動には、一度でも聴いておくべき価値がある。

 そういう意味でこの『The Best Of - The First 10 Years』は、「聴いてみたいとは思ってたんだけど……」という思いを持っていた人、あるいはまったく彼を知らなかった人にとっても格好の入り口になるだろう。文字どおり初期10年の間にリリースされたアルバムから重要曲を集めたベスト・アルバム。自己評価が低い『Goodbye Cruel World』が除外されているのはちょっと残念だが、これを聴けば彼の世界観がつかめる構成になっている。

 まず77年のファースト・アルバム『My Aim Is True』からは3曲。初期コステロらしいロックンロール・ナンバーの「(The Angels Wanna Wear My) Red Shoes」、名バラードとしても名高い「Alison」、そして演奏能力の高さにも注目したいレゲエ・ナンバーの「Watching The Detectives」だ。78年のセカンドで、エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズ名義の『This Year's Model』は、日本ではデビュー・アルバム扱いになっていた作品。ここからの注目曲は、なんといってもファースト・カットされた 「(I Don't Want To Go To) Chelsea」だ。うねるベースと尖ったギターのリフが興奮度を高める代表曲。たたみ込むようなビートとキーボードの音色が効果的なセカンド・シングルの「Pump It Up」、続く「Radio, Radio」のソリッドな疾走感も気にとめておきたい。

 ポップ・センスを爆発させた79年の3作目『Armed Forces』からは、「Oliver's Army」「Accidents Will Happen」と2曲のシングル曲が選ばれている。前者は軽快で優しいボーカルが魅力的、後者はゆるやかなグルーヴが心地よいミディアムだ。またシングルにはならなかったものの、ソリッドなコステロ節が全開状態になった「(What's So Funny 'Bout) Peace, Love And Understanding」もオススメ。
 ブラック・ミュージックからの影響を見せつけた80年の『Get Happy』からは、モータウン・サウンドを独自の解釈で再現した「I Can't Stand Up For Falling Down」「High Fidelity」を収録。コステロの懐の深さを実感できる。81年作『Trust』は、デビュー以来プロデューサーとして彼を支えてきたニック・ロウの関わった作品としてはラストにあたる一枚。前2作の要素をミックスしたような作風で、「Clubland」はヴォーカル、ギターからキーボードまでのバランスが絶妙。変則ビートが印象的な「New Lace Sleeves」は、じわっと染み入るような彼の音楽の誠実さが表れている。

 81年の『Almost Blue』は、コステロのベース(のひとつ)でもあるカントリー・ミュージックのカバー・アルバムで、ここに収められた「Good Year For The Roses」は、60年代に活躍したカントリー・シンガー、ジェリー・チェスナットの楽曲のリメイクだ。カントリーに縁のない人でもすんなり聴ける素晴らしい仕上がり。82年作『Imperial Bedroom』からは、シングルになった「Man Out Of Time」以下、「Beyond Belief」「Almost Blue」と、前作から一転して従来の路線に立ち戻った彼の姿が確認できる。『Punch the Clock』は83年のヒット・アルバムで、シングルになった「Every Day I Write The Book」、そしてロバート・ワイアットに提供した楽曲のセルフ・カバー「Shipbuilding」と名曲2曲がピックアップされている。
 「Brilliant Mistake」「Indoor Fireworks」は、86年のアルバム『King Of America』からの収録。どちらにも彼のソングライティング能力が活かされており、まさに最高傑作と呼ぶにふさわしいクオリティだ。そして、86年作『Blood & Chocolate』からのシングル「I Want You」シンプルなセットでしみじみと歌われる、ラストにふさわしい一曲だ。

 とにかく、理屈や知識は不要だ。入り口として活用し、好きな曲をひとつでも多く見つけることの方が大切なのだから。そしてコステロはそういう面で、きっと期待を裏切らない。
(Text/Steve Johnston a.k.a.Propmaster Sweet)

Selected Discography

『My Aim Is True』
『This Year's Model』
『Armed Forces』
『My Aim Is True』

1977 Release

『This Year's Model』

1978 Release

『Armed Forces』

1979 Release

その後のシーンに多大な影響を与えたインディ・レーベル、スティッフから、ニック・ロウのプロデュースを受けてリリースされた歴史的ファースト・アルバム。時代と呼応しパンクの精神性を保ちながらも単純なロックンロールだけには収まらず、サザン・ロックやソウルなど雑多なスタイルを吸収した音楽性をアピールすることに成功している。
日本ではファースト・アルバムとして紹介されることになったセカンド・アルバム。シャープかつクールな質感とアイロニックなスタンス、そしてジャンルの枠に収まり切らない音楽性まで、ロック・アルバムの可能性を多様な角度から見せつけてくれる完成度の高さが強み。紛うことなき、コステロの代表的作品のひとつである。
イギリスで2位、アメリカで10位まで登った79年リリースのサード・アルバム。ポップでタイトでキャッチー、そしてシニカルなコステロの個性が全開状態になった仕上がり。初期の彼を語るうえでは決してはずすことができない。なお、このアルバムから正式にジ・アトラクションズの名前がクレジットされることになった。
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『Get Happy』
『Trust』
『Almost Blue』
『Get Happy』

1980 Release

『Trust』

1981 Release

『Almost Blue』

1981 Release

新興レーベル、F・ビートからのリリースとなった4枚目のアルバム。従来のマージー・ビート路線を踏襲しつつ、彼の音楽的ベースのひとつであるブラック・ミュージックのニュアンスを意識させる作品で、スタックスやアトランティック、モータウンなどの影響が随所に感じられる。やりたいことをやりたいようにやったという印象。
F・ビートからの第二弾作品で、本人によれば『アームド・フォーセス』と『ゲット・ハッピー』の中間を狙った作品だという。なるほど視野がより広まった感のある秀作で、特にグレン・ティルブルック(スクイーズ)がヴォーカルで参加した「From A Whisper To A Scream」を筆頭にクオリティの高い楽曲が多い。
プロデューサーをニック・ロウからビリー・シェリルに変更し、カントリー・ミュージシャンを加えて作り上げたカントリー・アルバム。賛否両論が巻き起こったが完成度がきわめて高く、彼の音楽的ルーツを探る意味でも価値は大きい。大物ハンク・ウィリアムスのカヴァ−「Why Don't You Love Me(Like You Use to Do)?」は聴きもの。
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『Imperial Bedroom』
『Punch The Clock』
『Goodbye Cruel World』
『Imperial Bedroom』

1982 Release

『Punch The Clock』

1983 Release

『Goodbye Cruel World』

1984 Release

ビートルズおよびポール・マッカートニー作品のエンジニアとしても知られる、ジェフ・エメリックがプロデュースを手がけた7作目のアルバム。『オールモスト・ブルー』はカントリー・ミュージックの影響が反映された作風だったが、ここではヴァラエティ豊かな音楽性を反映させた、従来のコステロ路線に立ち戻っている。
クライヴ・ランガー&アラン・ウィンスタンリーのプロデュースによる8作目で、彼を代表するヒット・アルバムとしても有名。TKOホーンズと黒人女性コーラス・グループのアフロディジアックが参加しており、ソウル・ミュージックのエッセンスを堪能できる。ロバート・ワイアットに提供した「Shipbuilding」のセルフ・カヴァーは必聴。
『パンチ・ザ・クロック』と同じくクライヴ・ランガー&アラン・ウィンスタンリーがプロデュースを手がけた9作目。シングル・カットされた「Only Flame In Town」にはダリル・ホールが、「I Wanna Be Loved」にはスクリッティ・ポリッティのグリーン・ガートサイドが参加している。後者はヴィデオ・クリップも話題になった。
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『King Of America』
『Blood & Chocolate』
『Painted From Memory』
『King Of America』

1986 Release

『Blood & Chocolate』

1986 Release

『Painted From Memory』

1998 Release

「ザ・コステロ・ショウ」名義で発表された10作目。クレジットからも意図的に「エルヴィス・コステロ」の名をはずし、イギリス人の立場からアメリカを客観的に見つめた作品だ。そのようなコンセプトを抜きにしても完成度の高い楽曲が並んでおり、80年代的なチープさは皆無。コステロ本人も、最高傑作と認めている。
11枚目のアルバムで、ニック・ロウ、アトラクションズとのコラボレーションを復活させたことでも話題になった。この後アトラクションズとは7年にわたって離れることになるので、なおさら価値は大きい。「Uncomplicated」などには、初期にも通じる躍動感が。対して「I Want You」のような弾き語りでは奥深さを感じさせる。
映画「グレイス・オブ・マイハート」での共作がきっかけとなり、20世紀最大のメロディ・メイカーであるバート・バカラックとのコラボ・アルバムをリリース。癖の強いコステロのボーカルが、失恋の歌に見事にはまる。この表現力の深さを引き出したバカラックのプロフェッショナルぶりにも感服である。
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『When I Was Cruel』
『Cruel Smile』
『The Delivery Man』
『When I Was Cruel』

2002 Release

『Cruel Smile』

2002 Release

『The Delivery Man』

2004 Release

『All This Useless Beauty』以来、約5年ぶりとなる新作。この間、映画『ノッティング・ヒルの恋人』の主題歌となった「She」が大ヒット、日本でも知名度をあげた。本作は、荒々しさのあるコステロ本来のロックに回帰しているが、渋みのあるミディアム・バラード「My Little Blue Windowi」なども素晴らしい。
『When I Was Cruel』のアウトテイクやミックス違い、日本/オーストラリア・ツアーのライヴ音源などを収録した編集盤。「Watching the Detectives〜」「Uncomplicated」などは東京公演からで、かなりエネルギッシュ。『When I Was Cruel』のボーナス扱いだった「Smile」をバラード・バージョンも併せて収録。
スティーヴ・ナイーヴ、ピート・トーマス、デイヴィ・ファラガーによるインポスター名義のアルバムで、ルーツ・ロック専門(?)の“ロスト・ハイウェイ”からリリースされた。ミシシッピ録音だけあり、アメリカ南部音楽色が濃いアーシーなサウンドを展開。エミルー・ハリスやルシンダ・ウィリアムスのゲスト参加も話題に。
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ニック・ロウが在籍したパブ・ロックを代表するバンドがブリンズリー・シュウォーツ。アメリカ西海岸〜南部音楽の影響を受け、ザ・バンドのようなコクのあるサウンドを展開。71年からイアン・ゴムも加わるが、75年に解散。メンバーの一部は、グレアム・パーカー&ルーモアへ。
「剣の舞」のヒットを持つラヴ・スカルプチャーからソロ独立し、70年にスマイリー・ルイスのカバー「アイ・ヒア・ユー・ノッキン」を全英チャート1位にして再び脚光を浴びた。オールディーズ風味のあるロックンロールをやらせたら最高で、後にニック・ロウとロックパイルを結成。
コステロが多大な影響を受けた一人、アイルランドの巨星ヴァン・モリソン。初期のソロ作『アストラル・ウィークス』や『ムーンダンス』はロック名盤として語り継がれている。本作は、ゼム時代のヒット「グロリア」からソロ時代の有名曲まで、サウンドトラックに収録された曲をまとめたお徳盤。
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グレン・ティルブルック&クリス・ディフォードを中心に78年にアルバム・デビュー。源流にはパブ・ロックの血も流れているが、ニュー・ウェイヴを先取りしたようなカラフルでポップな曲作りには定評がある。アトラクションズのピート・トーマスが一時メンバー(93年)に加わったこともある。今年、再結成!
「ハウ・ロング」のヒットを持つパブ・ロック・バンド、エース出身。ソロ活動と並行して、マイク&ザ・メカニックスやニック・ロウの助っ人として活躍するが、81年にジュールズ・ホランドの後釜として参加したスクイーズでの「テンプテッド」のヒットが有名。ホワイト・ソウル風の渋い歌声が魅力。
英フォーク・ロック(又はエレクトリック・トラッド)の名門グループ、フェアポート・コンヴェンションを経て、リチャード&リンダ・トンプソン〜ソロと活躍してきた。天才的ギタリストでもあるが、ソングライター&シンガーとしての魅力はコステロに通じるものも感じる。渋くてどこかひねくれている。
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69年にデビューしたNRBQ(ニュー・リズム&ブルース・カルテットの略)。雑食性のある音楽と長年のライブで培われた実力は、コステロが「世界最高のバー・バンド」と評した程。本作はベアズヴィルからのリリースで、「Get Rhythm」収録の名作。テリー・アダムスはジャズ方面でも活躍している。
ニューオーリンズのハリケーン・クライシスへの鎮魂歌でもある、コステロとの共演作『The River In Reverse』を06年に発表した、ニューオーリンズR&Bの父アラン・トゥーサン。コステロとは89年の『Spike』で一度共演しているが、本格的コラボが実現した本作は、すべての音楽ファン必聴。
コステロが『King Of America』でめざしたアメリカ音楽の、もう一つの到達点のような『Bring The Family』。ジョン・ハイアットを代表する名盤であるが、この時のバック・メンバー(ニック・ロウ、ライ・クーダー、ジム・ケルトナー)がリトル・ヴィレッジへと発展する。このコクの深さにはコステロも敵わない?
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The Best Of - First 10 years from: 冬ごもり
  コステロの若き日の楽曲です。
  トラックバック時刻:2007年06月08日 12時11分



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