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2006/06/07 Release ダウンロード価格 アルバム \1,500(税込) トラック 各\150(税込)
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2006/06/07 Release ダウンロード価格 トラック 各\150(税込)
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憂いを帯びたハスキー・ボイス、さりげないイケメンっぷり。それぞれのメンバーの個性が光るブルーの中でも、ダントツの人気を誇ったのがダンカン・ジェイムスである。活動休止したブルーで、まず一番若いリー・ライアンがソロ・アルバムをリリース。次いでサイモン・ウェッブが、ブルー時代とはまた違うアコースティック・ソウル風のアルバムを発表して話題となる中、その動向が注目されていたダンカン。『フューチャー・パスト』で満を持してのソロ・デビューとなる。
UKのNo.1ボーカル・グループとして、全世界で1,300万枚ものCD売り上げを記録しているブルー。日本でも多くのファンを獲得しており、「イフ・ユー・カム・バック」「ワン・ラブ」「ギルティ」「悲しみのバラード」(エルトン・ジョンのカバー)などのビッグ・ヒットの他、槇原敬之とのコラボによる「ザ・ギフト(僕の一番欲しかったもの)」も話題となった。
アイドル系男性ボーカル・グループといえば、アメリカのバックストリート・ボーイズを筆頭に、ジャスティン・ティンバーレイクを擁するインシンク、ロビー・ウィリアムズが在籍したUKのテイク・ザット、ローナン・キーティングのボーイゾーン、その弟分のウェストライフなどそうそうたるグループが群雄割拠していた。そんな中で、黒人一人、白人三人という構成のブルーは、独自のR&B色を打ち出すことに成功、個性的なメンバーによる、バラードからダンス・ポップまでの幅広い楽曲は、世界各国のシングル・チャートで40曲ものNo.1ヒットを獲得してきた。
残念ながらブルーは現在、活動休止の状態にあるが、その輝かしい偉業を背景に、一年に及ぶ曲作りとレコーディングを経て完成したダンカンのソロ・アルバム。『フューチャー・パスト』というタイトルは、英国特有の言い回しで、“過去があるから未来がある”という意味。まさしくブルーでの経験を踏まえたタイトルともいえるが、R&Bやヒップホップを意識したリズム作りも多かったブルーに比べ、驚くほどにオーガニックなサウンドとなっている。
ファースト・シングルとなった「スーナー・オア・レイター」の、初夏を思わせる爽やかなアコースティック・ギターの響きに、艶やかなダンカンのボーカルが、もう一度愛と出会うことを歌う。憂いのある歌声が聴き手の心に深く突き刺さってくる「サファー」「アメイズド」「ホワット・アー・ウィ・ウェイティング・フォー?」、シール作の「キャント・ストップ・ザ・リヴァー」などのメロウなバラードは情緒にあふれ、ダンカンの洗いざらしの心を素直に表現している。このナチュラル感が本作の一番の魅力でもある。静かに自分の心情を歌い上げる「レター・トゥ・ゴッド」や、高揚感に満ちた「アイ・カム・アライヴ」や「フリークエンシー」もダンカンの新たな姿を見せてくれる。
輝けるフューチャー(これからのソロ活動)への第一歩が瑞々しく刻まれた『フューチャー・パスト』、愛しい過去を胸に、希望にあふれた未来へと向かう。
(Text/遠藤哲夫)