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洋楽TOP > アーティストインデックス > アーティスト特集 > エリック・クラプトン
Eric Clapton  エリック・クラプトン
クラプトンの歌には、苦悩の影と男の色気が同居している。それなりの人生経験を積まなければ決して表現できない味わいの深さだ。若くして“スローハンド”の異名をとり、それこそ全世界のギター・キッズから神のような存在と慕われたエリック・クラプトン。ヤードバーズからジョン・メイオール&ブルース・ブレイカーズ、クリーム、ブラインド・フェイスというグループを通して確立されたイメージを裏切るように、アメリカに渡り南部音楽の影響を受けたデレク&ザ・ドミノス(「いとしのレイラ」はこの時のヒット)を結成し、アイデンティティを求める旅が始まる。
その後のソロ活動でブルースを血肉化し円熟味を増していくクラプトンが、新たな転機を迎えたのが80年代半ばだ。フィル・コリンズのプロデュースで新境地を切り開き、90年代にはグラミー賞の常連になるほど幅広いファン層を掴むことになる。『アンプラグド』での大成功(全世界で1500万枚以上売れた)は日本でもOL層のファンを生み、自らのブルース・ルーツへの回帰が新たなステイタスとなった。クラプトンそのものがブルースなのである。
その変化が如実にわかるのが、80年代から90年代にかけての時期であり、幾多の苦難を乗り越えて安息の地を見つけたクラプトンの生き様にこそ、本物のブルースを感じる。(Text/遠藤哲夫)
『Unplugged』1992
91年に亡くなった愛息コナーに捧げた「ティアーズ・イン・ヘヴン」。92年にMTVで放送されたアンプラグド・ライヴはその「ティアーズ〜」や「いとしのレイラ」を含みクラプトン最大のヒット作となる。アコースティック・ギターに持ち替えてのブルースは新たなファン層を獲得した。
Links
 
『Money And Cigarettes』1983 Release
自らのレーベル、ダック・レコードからの第1弾。リズム陣を一新し本物の南部サウンドを指向、これまでのレイドバック路線の集大成でもある。
『Bhind The Sun』1985 Release
フィル・コリンズをプロデューサーに迎え、シンセサイザー類を導入してのイメージ・チェンジを図った意欲作であり、その後のヒット路線のきっかけとなった。
『August』1986 Release
前作に引き続きフィル・コリンズがプロデュース。YMOの「ビハインド・ザ・マスク」をカバーしたことが話題に。ファンク色もあり時代とマッチした音になっている。
『Journeyman』1989 Release
アルマーニを着たクラプトン。NYの一流ミュージシャンをバックに洗練されつつも職人気質がみなぎる充実作。初のグラミー賞(最優秀ロック男性ボーカル)を受賞。
『From The Cradle』1994 Release
全編をブルース・カバーで固めた待望のアルバム。偉大なるオリジネイターであるフレディー・キング、オーティス・ラッシュ等の曲を見事にクラプトン流にプレイ。
『Pilgrim』1998 Release
自作曲を中心にしたオリジナル・アルバムとしては約9年振り。打ち込み主体ながら滋味あふれる渋いサウンドに聴こえるのは、自伝的な要素が強いからか。
『Riding With The King』2000 Release
クラプトンにとってのヒーロー、ブルース3大キングの筆頭であるB.B.キングとの共演。念願がかない弾きまくるクラプトンが微笑ましい。
guitar
 
クラプトンのルーツではないにしろ、同じギタリストとして刺激を与えあったであろう同世代のギタリスト達をピックアップ(アメリカ編)。
Neil Young おすすめトラック
女性ファンも多いクラプトンに比べ、圧倒的に野郎ファンが多いニール・ヤング。60年代から現在まで第一線で活躍していることでもクラプトンに並ぶ存在といえる。爆裂するギターサウンドはニルヴァーナ等のグランジ・ロックにも大きな影響を与えた。
Ry Cooder おすすめトラック
ルーツを掘り下げることにおいてはクラプトンにも負けず、アメリカの伝統音楽からハワイ、キューバまでその探究心は留まるところを知らない。ボトルネック・ギターの名手でもあり、クラプトンの『Money And Cigarettes』に参加した。
Little Feat おすすめトラック
誰にも真似できないスライド・ギターを弾くロウエル・ジョージをリーダーに、70年代アメリカン・ロックではカルト的な人気を誇る。ニューオーリンズの匂いプンプンの独特のグルーヴが身体をムズムズさせる。
John Fogerty おすすめトラック
元クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)。南部に根ざした泥臭いサウンドで68年から72年にかけてヒット曲を連発した。ジョン・フォガティの絞り出すようなボーカルも独特だが、ギターもゴリゴリのワイルドなもの。
Bonnie Raitt おすすめトラック
映画『ライトニング・イン・ザ・ボトル』にも出演していた、大御所の女性シンガー/ギタリスト。何と男顔負けのスライド・ギターを弾く。初期は玄人受けする渋い作品も多いが、89年の『Nick Of Time』でグラミー最優秀アルバム他を受賞。
 
 
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