3作目のアルバムで、「愛のプレリュード」に続くポール・ウィリアムス&ロジャー・ニコルズ作のヒット曲「雨の日と月曜日は」、レオン・ラッセルがボニー・ブラムレットと共作した「スーパースター」、そして「ふたりの誓い」を加えた3曲が全米ベスト5のヒットとなった。これらはあまたあるベスト盤には必ず収録されているが、「あなたの影になりたい(Let Me Be The One)」と「バカラック・メドレー」はこのオリジナル作でしか聴けない場合が多い。特に「あなたの影〜」は、隠れた超名曲である。
カーペンターズはビートルズやバート・バカラック、ポール・ウィリアムズ、そしてモータウン・ナンバーなどのカヴァーを独自のアレンジで聴かせたが、何よりもリチャードが作るオリジナル曲は作品として完璧だった。本作はそのリチャード作品を集めた編集アルバム。「オンリー・イエスタデイ」の完璧さは自他共に認めるところだが、カレンの結婚を祝って作られた「Because We Are in Love(ウェディング・ソング)」の美しさや、埋もれさせるには惜しいソフト・ロック名品「Mr. Guder」なども必聴のナンバー。
ポール・サイモンやビリー・ジョエルのプロデュースで知られるフィル・ラモーンと制作したカレンのソロ・アルバム。録音されたのは79年から80年にかけてだが、一旦発売が見送られ、96年になり遂に陽の目をみた。当時の流行のAORサウンドに包まれたゴージャス感のある作品が多い。「My Body Keeps〜」はカレンも楽しそうだ。
ロック/オルタナ・ファンに是非聴いていただきたい、カーペンターズ・トリビュート集。ソニック・ユース、シェリル・クロウ、クランベリーズ、4ノン・ブロンズなどが独自の解釈でカヴァー。中でも自らのアルバムにもカレンに捧げる曲を収録しているソニック・ユースは秀逸。そして、涙なくして聴けないのがマシュー・スイートの「Let Me Be The One」。
バート・バカラックといえばディオンヌ・ワーウィック。それ位バカラック・ナンバーをヒットさせてきた。カレンもボーカルのテクニック面でディオンヌの影響を受けているはずだ。本作は「Close To You」や「I Say A Little Prayer」といったバカラック有名曲から、あまり知られていないものまでしっとりとしたデイオンヌの歌声に浸れる。