幸運、なんて言っては失礼だろう。引き寄せるパワーがあったからの結果だ。シーザーズの名を世界中に広めた一曲、「Jerk It Out」。曲名では?な方も、「iPod shuffle」CMソングのオルガンが…と、キーワードをお伝えすればハッとするはず。そう、“あの曲”だ。
地元・スウェーデンでは、すでに輝かしい経歴を持っていた彼ら。1998年にファースト・アルバムをリリースし、'02年発表のサードアルバムはゴールド・ディスク獲得、さらにスウェーデン・アカデミー賞では「Album Of The Year」を受賞と、人気バンドとしての地位を確立していた。ダンスポップから激烈ロックンロールまで、次々と世界規模のアーティストを輩出する(アバからメイヤ、ハノイロックス、ハイブスまで…と、幅も広ければ質も高い)“音楽大国”のブライテスト・ホープと来れば、誰が放っておこう?『39 Minutes Of Bliss (In An Otherwise Meaningless World)』は海外でのリリースが続々決定、そして「iPod shuffle」へと、次々と成功への扉が開けていった―。
彼らのルーツである、60'sのガレージロックやサイケデリアの持つ荒々しさやドラッギーな危うさをプンプンに匂わせながら、しっかりとキャッチー…「Jerk It Out」一曲だけ聴くなんてもったいない!確実に、“シーザーズ中毒”にさせるマジックが、このバンドには備わっている。「(I'M Gonna) Kick You Out」「You're My Favourite」あたりで踊り狂い、「Since You'Ve Been Gone」「Suzy CreamcHeese」で“違う世界”に導かれる…といった具合に、ぜひ是非ドップリとハマり込んでいただきたい(もし、さらに深〜く違う世界に行きたくなったら、こちらなどもお薦め。蛇足ながら)。
「Jerk It Out」に込めた意味を、メンバーはこう語る―「抑えずに爆発して、自分を解放して、クレイジーになれっていうこと!」、最高じゃないですか!?(Text/hr)