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激女!
痛いほど正直に、そして激しく・・・。 型破りなキャラで全世界で大ブレイク中のエイミー・ワインハウス、遂に日本デビュー!
2006/10/30 Release(輸入盤)
2007/09/05 Release(国内盤)
ダウンロード価格 アルバム ¥1,500(税込) トラック 各¥150(税込)
2007 Release
ダウンロード価格 トラック 各¥150(税込)
「♪みんな私をリハブ(リハビリ)に行かせようとするけど、まっぴらゴメンだわ(No、No、No)」 で始まる、ただいま大ヒット中の「リハブ」。“リハブ”とは、アルコール依存症の更正施設を指しているが、この曲で歌われていることは実話だから驚く。日本では“激女(ゲキオンナ)”という凄いキャッチフレーズと共に紹介されているエイミー・ワインハウス。その素行ぶりも、まさに“デンジャラス”で“激しい”。インタビュー嫌いで、コンサートのキャンセルもザラだという。オーバードーズで緊急入院したり、夫との乱闘騒ぎまでニュースになったりと、その破天荒なキャラがゴシップ的に伝えられているが、その反抗的で型破りな姿が、かつての伝説のロック・スターを思わせ、エイミーの存在感をよりリアルなものにしている。
その一方では、ジェイ・Zが自らエイミーに電話をかけて、「リハブ」をリミックスしたいと申し出たり、アークティック・モンキーズが「ユー・ノウ・アイム・ノー・グッド」を、プリンスが「ラヴ・イズ・ア・ルージング・ゲーム」をライブで取り上げていることも話題となっているように、アーティストにも非常に人気が高いエイミー、やはりタダモノではない。
1983年、ロンドン北部のサウスゲート地区に生まれたエイミー・ワインハウス。ジャズ・ミュージシャンを多く生んだ家系で、12歳から演劇学校に通い、古いジャズから、60年代のガール・グループやモータウンなどに夢中になったという。エイミーの髪型(ビーハイブ・ヘア?)は、60年代のガール・グループ、ロネッツの当時の髪型そのままだ。15歳の頃から身体にタトゥーを入れたり、鼻にピアスを開けたりで、16歳で演劇学校を退校処分になってしまい、酒と男にまみれながらも、同居人の影響で、モス・デフやザ・ルーツ、さらにはローリン・ヒルやエリカ・バドゥ(偶然にもほとんど、映画『ブロック・パーティー』の出演メンバーなのが面白い)なども聴くようになり、やがて本格的に曲を作りはじめる。
学友でソウル・シンガーでもあった、タイラー・ジェイムスに渡したデモ・テープがきっかけで、アイランド・レコードと契約に至り、2003年末に『FRANK』でアルバム・デビューを飾る。フージーズやNAS、ジュラシック5などを手掛けたサラーム・レミのプロデュースによるヒップホップ〜ジャズ・テイストが濃く出たアルバムで、マーキュリー・ミュージック・プライズやブリット・アワードにノミネートされた。そして、2006年の10月にリリースされた本作『バック・トゥ・ブラック』は、あっという間にイギリスのチャートで1位となり、全世界で飛躍的な成功を収めることになる。
前作から引き続きのサラーム・レミに加え、クラブシーンで有名な人気DJでもあるマーク・ロンソンをプロデューサーに起用したこの『バック・トゥ・ブラック』は、50〜60年代のジャズやR&Bが持つヴィンテージ感と、モータウンやフィル・スペクター系ガール・グループのオールディーズ風なポップ感がうまくミックスされ、現代的なDJ感覚もプラスされた、どこか懐かしくて新しいサウンドに仕上がった。そこに、エイミーのドスの効いた渋みのあるボーカルが加わり、聴き込むほどに深みを増す素晴らしいアルバムとなっている。
ネガティブな感情の時に曲が生まれるとエイミーは語っているが、確かに「バック・トゥ・ブラック」や「ユー・ノウ・アイム・ノー・グッド」、「ティアーズ・ドライ・オン・ゼア・オウン」などは、かなりダークな内容である。にもかかわらず、バック・トラックのどこかレトロな匂いをともなった躍動感が、歌にリアルな生命を与え、モータウンのリズム・アレンジがさりげなく引用されるなどの仕掛けも洒落ている。「ジャスト・フレンズ」のロック・ステディ風リズムや「ウェイク・アップ・アローン」のドゥーワップ的なリフもエイミーのルーツを物語るようで興味深い。全曲を通して、痛いほどの正直さ、激しさが、彼女にしか歌えない魂の歌(ソウル)となって聴き手に届く。なお、日本盤CDには6曲のボーナス・トラックが収録されており、こちらも聴き逃せない。 (Text/遠藤哲夫)
ダウンロード価格 トラック 各\150(税込)
2003 Release
エイミーのデビュー作で、サウンドは『バック・トゥ・ブラック』のような60年代風ではなく洗練されており、1stアルバムの方が好きというファンも多い。こちらも全英チャート3位のヒット作である。ジャイルス・ピーターソンがミックスCDに曲を取り上げている。
*現在、OnGenでは取り扱っておりません
ダウンロード価格 アルバム ¥1,500(税込) トラック 各¥150(税込)
DJ/プロデューサーとしてニューヨークを中心に活躍するマーク・ロンソン。エイミーの新作で6曲を手掛けているが、モータウンやスタックス風の土臭くてバウンシーなサウンドはマークの手腕によるところが大きい。エイミーが歌う「Valerie」はズートンズのカバー。
1957 Release
ジャズ好きだった父親からの影響でダイナ・ワシントンやサラ・ヴォーンなどの古いジャズも聴いていたというエイミー・ワインハウス。特にビリー・ホリデイとは、アルコール依存症という共通項(?)だけでなく、どこか哀しみをたたえた声の艶も似ている部分がある。
1954 Release
幅広い音域とスキャットやフェイクの超絶テクニックで、エラ・フィッツジェラルドと並ぶ偉大なジャズ・シンガー。スキャットもいいいが、低めの声で歌うバラードがやはり絶品である。クリフォードと一緒のサラは、更に初々しい。喫煙好きで、1990年に末期の肺ガンで亡くなった。
2002 Release
ダウンロード価格 アルバム ¥1,000(税込) トラック 各¥150(税込)
ソウルフルな女性シンガーで、まずアレサ・フランクリンの影響を受けていない人はいないはず。エイミーの泥臭い歌唱は酒やけの部分が大きいにしても、高音に抜けていく声の伸びがなによりアレサに近いものを感じさせる。このアルバムは超お得なプライスなので是非!
ダウンロード価格 アルバム ¥1,050(税込) トラック 各¥150(税込)
モータウンのシュープリームスやテンプテーションズ、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルなどを巧みにサンプリングしている『バック・トゥ・ブラック』であるが、タイトル曲などはもろにシュープリームスといった感じだ。本作はNo.1ヒットばかりを集めた必携のベスト盤。
1997 Release
エイミーの「Rehab」や「Me & Mr. Jones」のどこかレトロな感じは、50年代から活躍するエタ・ジェイムスを思わせる部分がある。エタも若い頃はかなりのワルだったそうで、共通点は多い。60年代の『テル・ママ』は彼女の代表作でもあり、ディープな歌いっぷりが凄い迫力。
1975 Release
60年代から70年代初めにアイク&ティナ・ターナーとして数多くのヒットを放つが、その後、不遇時代を経て84年に『プライヴェート・ダンサー』で見事復活。野生的でパワフルなボーカルに繊細さが加わった。エイミーが持つヤバい匂いが不遇時代のティナにも感じられる。
エイミーの声を聴いて、メイシー・グレイを思い浮かべた人は多いはず。ハスキーというより“変な”声で、圧倒的な存在感を示す。あのジャンルさえも飛び越えるような唯一無二の声の魅力はエミリーにも当てはまるだろう。どことなくユーモアを感じる部分も似ているかも。
エイミーの新作は、レトロ感覚とモダンなDJ感覚が折衷されたような雰囲気もあるが、ネオ・ソウル風のクールな感じもところどころに顔を出す。エリカ・バドゥやローリン・ヒルはそのネオ・ソウルの代表格。エイミーはローリンの「Doo Wop」をライブでカバーしたこともある。
1969 Release
ロネッツやシャングリ・ラスなどのガール・グループからの影響も大きいエイミーであるが、ダスティ・スプリングフィールドは、そのガール・グループのポップ性と、ソウルフルなサウンドの橋渡しをした。その歴史的名盤が本作で、タイトル通りの素晴らしいメンフィス・ソウル。
1979 Release
何ゆえ、マリアンヌ・フェイスフル(?)と思われるだろうが、ミック・ジャガーの元恋人で、貴族の血をひくお嬢様だった彼女が身を持ち崩していく波乱万丈の人生は、エミリーの先輩格といえる・・・。薬物中毒で無残にもダミ声に変ってしまったマリアンヌの衝撃的なカムバック作。
白人なのに黒人のように歌えるソウルフルなシンガーということで話題になったジョス・ストーンであるが、ソウル・カバー集の『The Soul Sessions』よりも、自分のやりたい音楽をやったこの3作目の方がジョス流ソウルを貫いて潔い感じがする。自己構築型なところがエイミーと違う。
1999 Release
いくらなんでもジャズ界の鬼才、カサンドラ・ウィルソンを引き合いに出すのはちょっと無理があるが、エイミーが持つジャジーな部分との比較ということで・・・。エイミーの「Some Unholy War」で聴かれるビターな雰囲気は、どこかカサンドラに近い感じもする。インテリな匂いはするが・・・。