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アメリカでは禁酒法が実施されていた1930年代初頭。美しい港町マルセイユは、マフィアが支配するフランス一の犯罪都市でもあった。
この町で生まれ育った男ジェラール・クレマンが14年ぶりに帰郷。街の歓楽街を仕切る「夜の帝王」シモン・ルノーが彼を出迎える。駅前の大階段で、対立するオリオンとスコルピオの二派のギャング同士が女を巡って争い、女をかくまった観光ガイドのマリアンヌは、ジェラールに助けられるが「マルセイユを汚す夜の男たちの助けは受けない」と拒否し立ち去る。ジェラールは、少年時代親友シモンを助けるため、濡れ衣を着て少年院に送られたが、今はアメリカン・マフィアとの繋がりを持ち、高級ワインの密輸ルート開拓の為シモンに力を貸して欲しいと言って帰ってきたのだった。
実はジェラールは、少年院での模範生ぶりを国際刑事警察の創設者に見込まれ、フランスとアメリカを結ぶマフィアの密輸ルートを探るため、派遣された捜査員なのだ。ジェラールは、シモンの経営するカジノで人脈を拡げる。
ジェラールは、彼とシモンの母親たちが一緒に働いていたマルセイユ名物のサボン(石鹸)工場を再訪。今では廃業した工場は、婦人参政権運動「アルテミス婦人同盟」の活動拠点で、メンバーは、昼は観光ガイドとして働いていた。アルテミスのリーダーはマリアンヌであり、理解ある市議会議員モーリス・ド・ブロカの指導のもと、ソルボンヌ大学受験を目指していた。廃工場でジェラールとマリアンヌは再会する。ジェラールは、アメリカではマルセイユ石鹸は高級品であることから、婦人同盟の活動資金獲得の為に、サボンを造ることを提案し、モーリスも協力を申し出るが…。
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