長い歳月を経て、後の時代に「再演」された作品にスポットを当てた企画。今回は『NOW HOT!』で配信の“NAGOYA-2008”にあわせて、93年上演版の『メランコリック・ジゴロ』を紹介します。
ジゴロの学生・ダニエル(安寿ミラ)はパトロンのマダムに縁を切られ、仲間のスタン(真矢みき)が立てた、睡眠口座の相続人不明の隠し財産をいただく計画にのる。2人はノルベールという男の金をまんまとせしめるが…。ノルベールの娘フェリシア(森奈みはる)、弁護士マチウ(愛華みれ)、なぞの男フォンダリ(未沙のえる)、その息子バロット(真琴つばさ)など、さまざまな人物が入り乱れ、どんでん返しが連続。おかしな人ばかりの、恋と友情、笑いがたっぷり、ちょっとしんみりの青春コメディ。作・演出は正塚晴彦。トップ・安寿と二番手・真矢のコンビが冴え、フェリシア役の森奈がキュート。愛華、真琴はコメディアンとしての新たな一面も見せた。匠ひびき、姿月あさと、初風緑、月影瞳らも個性豊かに舞台を彩った。