楽しさと悲しさが背中合わせの毎日。頼りになるのはアルコールとブギ、そして気の置ける仲間たち。週末になればいつもの場所でいつもの曲をリクエスト。何にも変わらない毎日。でも結構うまくやってるよ。いつまでも子供じゃいられないけど、大人にもなりきれない。奇跡を信じてボトルに神頼み。そして泥酔朝帰り。でも何かが変わった気になれた。それが、夜のストレンジャーズ。怒髪天の増子氏をはじめ、スクービードゥーの小山周氏に松木氏など、ミュージシャンの間でも“夜スト”マニアが急増している。
時には捨て鉢に、時には哀しいくらい陽気に、時には照れながらもロマンチックに、人生の喜怒哀楽が押し付けるワケでもなく心の中に流れるように入り込んでくる曲の数々。ロックンロール、リズム&ブルース、ブギ、ソウル、ジャズ、ロッカビリー、パブ・ロックなどあらゆる音楽的要素を噛み砕き血肉化した渾身の一作『SOUL ON FIRE』。きっと貴方の身に染みるはず。
酒浸りのワーキングクラスヒーロー、夜のストレンジャーズの歌で描かれる登場人物は日常の抜き差しならない悲しみ、切なさを抱えながら粋なユーモアも持っている。町はずれの工場で働く男も、薄暗い裏通りのナイトクラブに通いつめる男も、流れ者の町のホテルに泊まる男も。
週末になれば全国各地、ライブという名の旅を続ける夜のストレンジャーズのニュー・アルバム『SOUL ON FIRE』を聴いてくれ。夜中の3時に部屋の明かりを消して。ウィスキーがあれば尚更いい。それがブラントンかオールドエズラであれば尚更いい。これぞ正しく“グッドミュージック”。
「グダグダでダメダメな泥酔男だけが知り得る極上のメロディ…こいつは焼酎やウィスキーよりもキツくて甘いんだよなぁ…」談:増子直純 / 怒髪天(by the Courtesy of Imperial Records / TEICHIKU ENTERTAINMENT.INC)
絶望の中にしか真実の希望はない、ということを彼らは教えてくれる。心して聴きなさい。
……from Sputniklab 畠山