一昨年は結成30周年、昨年はデビュー30周年、そして今年は「秋のツアー中にホール・ライブが2000本目」という、もはや毎年がメモリアルなTHE ALFEE。彼らから通算なんと53枚目(!!)のニューシングル「100億のLove Story」が到着した。
今回のシングルはTBS系ドラマ ナショナル劇場「こちら本池上署5」の主題歌で、ボーカルは高見沢俊彦が担当。彼といえばフジTV系のバラエティー番組『新堂本兄弟』で独特のキャラクターが際立っているが、今回のナンバーは80年代のハード・ロックのバラードの香りが漂うちょっと高級系ソング。誰かを守りたい、大切にしたいという、“伝えたい”気持ちが前面に出たヒューマンな楽曲は、こんな世の中だからこそ前向きに生きようとする彼らの“原点”のようなものも感じられる。結成から約30年経ったいまでも、卓越した音色は鮮明だ。
THE ALFEEといえば、大ヒットシングル「メリーアン」や「星空のディスタンス」を思い出す人も多いかもしれないが、OLから絶大な支持を集めたドラマ「ショムニ」の主題歌となったシングル「太陽は沈まない」や、この新曲「100億のLove Story」で彼らに魅了される人も多いのだろう。秋からツアーも始まるが、そのツアーに初めて足を運ぶ人もきっといる。ずっとこうやって愛され続けるのだろう。でも彼らがこうやってどこかの若いバンドのように解散したり活動休止しないのは単純に凄いことだ。続けることの大切さ、難しさ。新曲はそんなシンプルなことを改めて実感する1枚となっている。
(Text/s.n.j) |