 |
「あっ!」と思ったその瞬間、鳥肌が立ち、心の中がうずうずし、周りの空気が一変したような、そんな気分にさせられた今年2月。キリンラガービールのCMで、17年ぶりに“伝説のロックバンド”が甦ったのだ。懐かしさや憧れや新しさを纏ったこのニュースは、世代ごとにそれぞれインパクトを与え、日本中を駆け巡った。これから何かが起こるかもしれない。ぜひとも起こって欲しい。そんな期待も日ごとに高まっていった。
そしてこの度のリリース!ラブコールに答えた形ではあるが、今回のサディスティック・ミカ・バンド=Sadistic Mikaela Bandの『NARKISSOS』は予想をはるかに越える特大のプロジェクトとなった。すべての楽曲が2月以降に書き下ろされた新曲。CMで共演した木村カエラをボーカリストに加え、作詞陣にELVIS WOODSTOCK(リリー・フランキー)、サエキけんぞう、松山猛らを起用。来春には、なんと!本人たちが出演する、サディスティック・ミカ・バンド再結成ドキュメンタリー映画の公開される。

このバンドが結成されたのは、1973年のこと。70年代はさまざまなロック・アーティストたちが登場し、ロック界に新風が吹き荒れた時代だった。その中でも一際目立った存在で、新しいアイディアを次々と繰り出していたのがこのバンド。ビートルズやピンク・フロイドを手掛けたことで知られるプロデューサー、クリス・トーマスから直々にオファーを受け、2ndアルバムを制作。3rdアルバムでは、当時では希だったイギリスツアーを成功させ話題を呼んだ。一度解散した後、1989年に桐島かれんを加えてアルバムを発表。それからまた時を経て、2006年、サディスティック・ミカ・バンド=Sadistic Mikaela Bandとして「今」を迎えている。
どっからどうみても豪華メンバーである彼らが再び集まった、「嘘のような本当の話」的作品。解散からこれまでの約30年の間にも、それぞれの個性的な音楽活動と生き方がある。言うまでもないが、まったく新しいサディスティック・ミカ・バンドのロックが詰まっている一枚だ。木村カエラの声も彼らのグルーヴのなかにしっくり重なり、ナチュラルな音が絶妙なバランスで響いてくる。メンバーいわくこのアルバムは「原点であり集大成」。貴重な名盤だけに、ぜひとも全曲通して聴いてもらいたい!
(text/mush) |
 |






サディスティック・ミカ・バンドの再結成ドキュメンタリー映画、絶賛製作中!『パッチギ!』の監督である井筒和幸が本作を監修。
音楽はサディスティック・ミカ・バンドのバンマス・加藤和彦が担当。この2人は『パッチギ!part2(仮題)』でもコンビを組むことが決定している。
70年代から現代にタイムスリップしてきた伝説のバンドの再結成の模様は果たして…
公開予定の2007年春まで待てない!! |
監督:滝本憲吾 監修:井筒和幸
出演:サディスティック・ミカ・バンド
制作・配給:シネカノン
2007年初春渋谷シネ・ラ・セットにて公開予定
 |
|
|
|