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柴咲コウの半年ぶりとなるニューシングル「invitation」が到着した。山田孝之と沢尻エリカが主演のTBS系金曜ドラマ『タイヨウのうた』の主題歌でもあるこの曲。柴咲のシングル曲が山田孝之主演のTBS系ドラマの主題歌になるのはこれで3度目となる。『世界の中心で、愛をさけぶ』では「かたちあるもの」、『白夜行』では「影」がシリアスなストーリーと強く手を握り合うように存在していた。この『タイヨウのうた』も薄暗がりの過去を持つ青年・藤代考治(山田孝之)と太陽の光を浴びると死んでしまう“XP”という難病を抱える少女・雨宮薫(沢尻エリカ)が織り成す切ない青春ドラマだ。

しかし、今回はドラマのプロデューサーから「暗い、重いドラマというイメージはなく、若者たちの熱気やエネルギー、疾走感が感じられる主題歌を」というオファーがあった。そして、いつになく難航した曲作りの末に完成したこの「invitation」に柴咲はこんなコメントを残している。
「今までのようなアプローチではない、リズミカルで夏に合う楽曲に仕上がったと思います。楽しく聴いて、でもちょっと感慨深い…そうなれば嬉しい」

彼女のその言葉通り「invitation」は、きらびやかな真夏の日差しを全身で浴びるようにして駆け抜ける、アップテンポなラブソングだ。イントロから弾け飛ぶように鳴り響くドラム、清涼感をたっぷり詰め込んだ爽やかなピアノとストリングスが早速“夏の高揚感”を煽ってくれる。そのサウンドの上を疾走するのは、キャッチーでドラマティックな展開を繰り広げるメロディ。柴咲自身が綴った歌詞は「焼けた肌」「花火」「ラムネ」など“夏単語”を随所にちりばめながら、微妙な距離にある男女の恋物語を巧みに描いている。そして、リズミカルかつ歌詞の一語一句を記憶に焼きつけるように唄う柴咲のボーカルが何より印象的だ。ひとりの女性シンガーとしての新たな一面を除かせながら、その声の魅力を解き放っている。

カップリングは恋人へのピースフルな想いを描いたミドルテンポのラブバラード「one’s heart」と心地いいジャズ・アプローチの「シフォンブルーのカーテン」。この2曲も「invitation」に決して引けを取らない完成度を誇っているので、お聴き逃しのないように。
(text/峯岸亜希夫) |
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