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とにかく彼女は、最初から特別な存在だったのだ。いまでもはっきりと思い出せる。
子どもの感性をも充分に刺激した、『ひこうき雲』のおしゃれな雰囲気。
大好きな「やさしさに包まれたなら」がはいっているだけで、もう合格って感じだった『MISSLIM』。
「ルージュの伝言」から「CHINESE SOUP」まで、バラエティに富んだ曲調も洗練の極みだった『COBALT HOUR』。
中学生にすら「早く免許がほしいなあ」と思わせた名曲「中央フリーウェイ」を含む『14番目の月』。
かようにユーミンはいつの時代にも、「この人の音楽はどこかが違う」と思わせるニュアンスを一貫して示してくれたのである。当時の僕なんか、まだ子どもの域を越えていなかったというのに。
でも、たいして音楽知識があったわけではないガキンチョさえも納得させるフックこそが、彼女の楽曲ならではの魅力であるといっても過言ではないだろう。
そして、そんなことをほのぼのと思い出すきかけになったのが、ユーミンの新曲「Smile again」だった。
とはいっても楽曲的に「荒井由実時代を彷佛させる」とか、あるいは「原点回帰だ!」とか、そういう大層な理由がこの曲に隠れているわけではない。そうではないのだけれど、ここに流れる普遍性は、そのまま彼女の活動プロセスとつながるような気がしてならないのである。
いうまでもなく、1970年の大阪万国博覧会以来の規模で開催された愛・地球博『Love The Earth Final』のテーマ・ソング。
そればかりか、シンガポールの大物ディック・リー、中国のamin、韓国のイム・ヒョンジュと居並ぶアジアのシンガーたちとのコラボレーションである。中国の奏者、シェイ・クーが奏でる二胡の音色も、感動的な曲調に色を添えていていい感じだ。
音楽界ではこれまでにも、さまざまなコラボレーションが行なわれてきた。が、それらすべてが成功であったとはいえないし、逆にいえば「大物が集まって歌えば一丁上がり」という安易なものでは決してない。大物が集ってひとつの目的を達成しようとするからこそ、おのずとハードルは高くなるのだ。
そんななか、「Smile again」は合格ラインを軽々と越え、コラボレーションの理想的なあり方を見事にいい表している。
これは、松任谷由実というアーティストだから実現できた「結果」だ。いわば、70年代のセンセーショナルなデビューから現在に至るまで、一度たりとも立脚点を見失わずに駆け抜けてきたからこそたどりついたひとつの到達点。
そういう意味でも、意義はひたすら大きい。
けれど意義を差し置いても、いかにもユーミンらしいメロディラインに他国の言語や楽器が加わるという展開には、なんとも新鮮な印象がある。 |
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| 9月23日、愛・地球博最大の音楽イベント『Love The Earth』のファイナル・ステージでユーミンと夢の共演を果たすディック・リー、amin、イム・ヒョンジュ、シェイ・クーといったアジアの豪華アーティスト達。Friends Of Love The Earthと名づけられた彼らにも大注目だ! |
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| アジアのポップ・ミュージックシーンの第一線で活躍し、シンガポール、香港などで数々の受賞に輝く。1990年には、日本へ進出し、ZOOなどアジアのトップ・ミュージシャン達とのコラボレーションを通じ、新しいアジアミュージックのアイデンティティの確立に貢献。2003年には、日本財団によるJ-ASEANキャンペーンのテーマ曲を英語で作詞した。又、音楽を通じ、積極的に福祉活動にも取り組んでいる。 |
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2003年にデビュー。同年、ノ・ムヒョン大統領就任式において国歌を斉唱し、これを機に数々の国家行事のステージを踏む。日本でも今夏公開された映画『南極日誌』のメインテーマソングで参加し、12月には『The Lotus』をリリースさせる。今イベントには「音楽を通じて、アジアがひとつに・・・音楽は多くの人たちの心をひとつにすることができます。そして愛は、世界を変えることができるのです」とコメント。 |
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中国は南京生まれ。国立中央民族楽団の首席二胡奏者(コンサートマスター)に就任し、高い評価を得る。94年には日本フィル定期演奏会に出演し翌年には、東京で世界初の『無伴奏二胡リサイタル』を成功させる。その後もアジアだけでなくアメリカ、ヨーロッパで数多くのリサイタルを経験し、多くのオーケストラとの共演を果たす。現在は、東京とNYに在住し、国際音楽祭などで二胡の第一人者として活動している。 |
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| ユーミンの1stアルバム。情景が自然と目に浮かんでくるような詞世界をあの独特の声で歌い上げる。タイトル曲「ひこうき雲」は必聴。 |
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| 山下達郎、大貫妙子などをコーラスへ迎え、さらにポップさが増した作品。宮崎映画『魔女の宅急便』挿入歌「やさしさに包まれたなら」も収録。 |
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| 大ヒットナンバー「卒業写真」をはじめ、旅をテーマに掲げたコンセプトアルバム。作品全体を通じて彼女の世界観がうかがい知れる。 |
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| 彼女自身初となるベストアルバムとしても注目。ヒット作を中心に選曲され感情移入してしまうリスナーも多いはず。 |
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