m-floや中島美嘉などのリミックス、MONDO GROSSOのプロデュース、葉加瀬太郎などへ楽曲提供を行うなど、マルチな活躍をみせるJazztronik。彼がこれまでに残した音源の中でも、最もレアと評判の『Nu Balance Sessions 1&2』が、flower records設立10周年を迎える今年、『nu balance』の名で装いも新たにリリースされる。世界のトップDJ達を虜にしたあの「Inner Flight」、当時アナログでしか聴くことが出来なかった「Feel The Air (original version)」などなど、今まで耳にする事さえ困難だった激レア音源が満載のこのアルバムから、厳選3曲をピック・アップ。更に、彼がflower recordsに残した3枚のアルバムも今回同時に取り上げました。その独特なセンスとスキルで世界を制したサウンドを、Jazztronik本人からコメントと共に是非チェックしてみて下さい。(Text/ej-suzuki)
Album Tender Vision remixs+2 2001/10/23 Release
ジャザノヴァ、フランソワ・ケヴォーキアンといった海外のDJがヘヴィー・プレイしたことで、世界的なブランドとなったJazztronikサウンドを、計8組のアーティストがリミックス。更に、新曲2曲を追加した所謂、企画盤。トゥー・バンクス・オブ・フォー、福富幸宏、Little Big Beeといった、シーンを代表する面々が一同に会し、当時のクラブ・シーンを知る為の好サンプルにもなっている。
Album numero uno 2002/05/07 Release
幻のミニ・アルバム『Nu Balance Sessions 1&2』や高品質のMix Tape『JAZZTRONICA』が話題を呼び、クラブ関係者が注目する中1999年にアナログでリリースされた1stアルバム(翌2000年にCD化)。ジャズ、ボサノバ、サンバ等のエッセンスを野崎良太というフィルターを通して、Jazztronikというクラブ・サウンドに昇華させる独自の手法は、その後のJazztronikブランドの基礎となった。2曲目「Song of bebe」は、UK産コンピ『Jazz Bizniz 2』にも収録され、ロンドンのシーンでも高い評価を受けた。
『JAZZIN'THE NIGHT』と言う番組に高宮さんがゲストで出演したときに冗談で、『Nu Balance』の再発の話しや、『Feel The Air』のリミックスの話しをしていましたが、まさか実現されるとは思ってもいませんでした。『Feel The Air 2005』は、まさにその時に話していた『Feel The Air』の2005バージョンで、フロアーライクな仕上がりです。『Spur』は、当時、ドラムンベースが好きでよく作っていました。リズムがボサノヴァと通ずるモノがあるのを見つけ、その中間のリズムで作ってみました。『Zoology』を久しぶりに聴いて、6年前から僕はブロークンビーツをやっていたかという事に我ながら驚かされました。思えばそれだけ年月が経ったということなのでしょうか。雑誌に掲載されたデモテープ募集という記事を見つけ、デモを送ったのがきっかけで、フラワーレコーズを訪れたのは1998年、まだ大学生でした。気が付けば2005年、そしてなんと、フラワーは10周年!
そして、今年の動きとしては、先日リリースしたMix アルバム「JAZZTRONICA」に続くオリジナル・アルバムのリリースを予定しています。