ずーっと。名曲を作っていた。そして、あなたが気づいてくれるのを待っていたんだ。
GOING UNDER GROUNDは。
多くの人が彼らの名前、存在を意識するようになったのは、三ツ矢サイダーCMソングとして大きな反響を呼んだ「STAND BY ME」かと思う。そこで描かれた光景は、涙、そして旅立ち― そう「青春」だ。
東京から電車にゆられて小一時間、埼玉の小さな街・桶川で出会った5人は、ブルーハーツに憧れてバンドを始めた。はじまりは中学生時代、本格的な活動は彼らが成人を迎えた1998年からと、まさに青春をこのバンドで過ごし続け、現在のGOINGがある。若いながらも、実は歴史あり。メジャー・デビューを飾った「グラフティー」からも、もう4年を数えている。
しかし、彼らの青春は終わったどころか、もっと盛り上がっているんじゃないか?この「きらり」と名付けられた新作を聴くに、そう思えてくる。
「STAND BY ME」のヒットを受けて登場したこの曲、シングルではバンド初のスロウ・ナンバー。過ぎ行く夏、残ってしまった花火、伝えきれなかった思い― “日本一のおせんち野郎”こと、松本素生(vo)が描き出した世界は、まさにセンチメンタルそのもの。“切ないナンバー”なんて、日々数え切れないほど生まれている。真贋のほどは問わなければ。なのに、なんで、ほんとに切なくなれるんだろう。この歌を聴くと。きっと、この“おせんち野郎”が、ほんとに胸を熱くして、どうしようもなくなって、生み出したからだろう。一生青春。なんて書くと安い掛け軸みたいだけど、普通できるもんじゃない。この歌を心にそそいで、少しずつでも、実践してみないかい。
両A面となる「トゥモロウズ ソング」は、NHK『みんなのうた』でオンエア中のナンバー。一転、軽やかに(ダンサブルでさえある!)新境地を見せる一曲でも「泣いても大丈夫」という、陳腐になりかねない言葉が、しっかりと響いてくる。こんな歌を聴いてれば、日本のコドモたちも一生青春でいられるのでは?
恥ずかしがるくらいなら、泣いてしまった方がいい― GOINGが体現する、こんな“ポジティブ”のあり方、実はかっこいいと思う。そろそろ、気づいてくれたかな?
(Text/hr)
















