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私的な話から失礼。
先日、長年の友人がめでたく夫婦となった。披露宴は今どき珍しく、親戚縁者から友人まで一同会し、スピーチ多数、お料理豪勢と、ああ結婚式とはこういうものだったねぇと、いたく感慨を受けた次第。
式のハイライトは新郎新婦主演・プロポーズ登山 at 富士山のフィルム。夏って事は1年前に仕込んだか、ここまでやるたあへぇ、と、開きかけの口にバゲットを突っ込んでたら、赤んぼうの泣き声みたいな歌声が、会場に響いた。
「いかれたBaby」だった。
「悲しい時に 浮かぶのは いつでも君の 顔だったよ 悲しい時に 笑うのは いつでも君の ことだったよ」
文字にすれば、すごく当たりまえの言葉が並ぶ歌。だけど、なんでかわからないくらい胸に届く、フィッシュマンズの歌。
朝焼けの富士の頂、結婚指輪をさし出す友人。涙を流す彼女。どこにでも、誰にでもあるようで、すべて特別。そんな瞬間のように、フィッシュマンズは続いていたんだ。
4月のベスト盤リリース、そして8月の「RISING SUN ROCK FESTIVAL」出演。そのステージで、佐藤がいた場所には、UA、永積タカシ(ハナレグミ)、忌野清志郎らが立った。しんみりさなど無縁、祝祭的なムードに場内は包まれ、ベストアクトとの声も。特に清志郎。“赤んぼうの泣き声”と書いた佐藤のボーカルのルーツであり、(いつも通り)ド派手に「MELODY」をキメたとか!
しかし、決してありがちな美談とは違う。この歌を、フィッシュマンズを、みんな好きなだけなんだろう。その思いだけで、ただただ音楽は鳴らされてゆく。
今は東京スカパラダイスオーケストラでメイン・ボーカルも取る茂木欣一(dr)、Polarisで活躍中の柏原譲(b)を中心に、ツアーが開催されることも決定したらしい(詳細は後日こちらでも!)。そして今回、'94年までの「初期」の名曲が、OnGenに到着。フィッシュマンズが“続いてゆく”喜びに、心が躍ってきた。
て、えらそうな言い方だね。ただ、うれしいな、にしておこう。
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