ボーカル・氷室京介、ギター・布袋寅泰、ベース・松井恒松、ドラム・高橋まことの4人=BOΦWY。
‘87年12月24日、渋谷公会堂でBOΦWYの事実上の解散ライブが行われた(※’88年4月4日、5日に彼らは東京ドームで『LAST GIGS』を行っているが、メンバーにとってこの公演はあくまで“ファンのため”に再集結したライブという位置づけだった)。翌25日の新聞広告に解散メッセージが発表され、彼らは約6年という決して長くはないバンドの歴史に幕を下ろした。しかし、この6年の間に彼らは“名作だけ”を世に残し、GLAYから氣志團に至るまで現在第一線活躍している数々のバンドに多大なる影響を与えた。そう、解散から19年の月日が過ぎたいまもなお、BOΦWYはまさに伝説のロック・バンドとして眩い輝きを放っている。
今回OnGenでは特別に東芝EMIからリリースされた4枚のオリジナル・アルバム『BOΦWY』(’85年)『BEAT EMOTION』(’86年)『JUST A HERO』(’86年)『PSYCHOPATH』(’87年)と3枚のライブ・アルバム『“GIGS”JUST A HERO TOUR 1986』(’86年)『GIGS CASE OF BOΦWY』(’01年)『GIGS at BUDOKAN BEAT EMOTION ROCK’N ROLL CIRCUS TOURE 1986.11.11〜1987.2.24』(’04年)の配信を開始する。
はっきり言って、このなかからおすすめの曲を挙げれば枚挙に暇がなさすぎるので、まずはどれでもいいのでアルバム1枚を通しで聴いてみて欲しい。例えば『LAST GIGS』のように集大成的なセット・リストを配したライブ・アルバムからチョイスして、その後にオリジナル・アルバムに触れてみるのもいいし、もちろんその逆でも間違いなく楽しめるはずだ。
艶かしさと獰猛さが同居する氷室のボーカル、まさに変幻自在、唄っているかのようにキャッチーなフレーズを響かせる布袋のギター、ソリッドなプレイでBOΦWYサウンドの根幹を支える松井と高橋のリズム隊。その、問答無用のロックであると同時に優れた歌謡曲に勝るとも劣らないほどポップな響きを宿した楽曲郡はこの4人だからこそ創造することができた奇跡、マジック、と言っても過言ではない。