2008年01月25日

日本にロックは本当に「定着」しているのか?

 堅いタイトルですんません。

 しかし、みなさんも薄々感じているんじゃないでしょうかね。この日本にロックはちゃんと根付いているのだろうか?ってこと。この場合はかなり主観的な物言い、判断になるのは致し方ないことをお断りしておいて、しかーし、である。世の中、あちこちでROCKという活字を見る今日この頃だけど、長くこの世界に身を置く者として、今日の「ロック・ブーム」というか、ロックの「日常化」というか、つまり、ロックがこの日本の社会で市民権を得て、広く一般に認められ、大いに人気を集めている、というような状況にあるのか?つーことに、ぼくは?(疑問)を隠せない。

 確かに、ロックを知らない、という人は今、ほとんどいないだろう。団塊の世代も「ビートルズ」や「ベンチャーズ」で育ったようなもので、ということは子供から60くらいのおじさん、おばさんまでもがロックを見聞きしてきているのだ。その一面だけみれば、まぁ、ロックは定着した、と感じるかもしれない。

 でもね、そのロックがクセ者なのだ。あえて誤解を怖れずいえば、「今の人気のあるロックなんて、全然ロックじゃねー」だ。

 いや、一部には人気に見合うキチンとした、ぼくが考えるようなロックをやっているミュージシャンもいる。けどね〜、例えば、自分は滅多に行かないけど、たま〜に「人気バンド」と言われる人たちのライブとかに行くと、数分でなにかいたたまれない気分になり、会場を出る。テレビを見ても同じで、昨今は衛星波で色々な番組をやってるから、これまたたまに見たりするけど、会場の雰囲気とかステージのパフォーマンスとか全部ダメだったりすることが多い。

 何年か前、ザ・フーやエアロが来日した時に、そこに出ていた日本のバンドを見て「こんなのオレのロックじゃねー」とか叫んで、火災報知器を押しまくり、騒動を起した人がいた、という事件があった。熱心なザ・フーのファンだとか。しかし、彼はあえなく御用となり肝心のザ・フーのステージを見る前に退場となった。

 さすがに、ぼくはそうまではしない。でも、気持ちは理解出来るような気がしたのは事実。日本のバンドにも非はない。彼らとて「仕事」だったろうし、ザ・フーやエアロと共にステージが出来るのを喜んでいたに違いない。問題は、何故そういう事態になったのか、であろう。プロモーターや業界関係者のみなさんにも、このへんのところをジックリ考えていただきたい。この「事件」は単に変わり者がブチ切れた、という単純なものではない。根は深いのだ。

 そう言えば最近の「サマソニ」とかも日本のバンドが出ている。そのこと自体はいいだろう。しかし、元来、あのイベント/フェスは海外バンドがメインで行なわれてきた。ぼくにはそう思える。ところが、ここのところ、急に日本の、それもそれなりの大物や人気者が出ることが当り前になった。日本にもいいバンドがいるんだから、そういうバンドを見聞きして欲しい、ということかもしれない。

 でも、それは「余計なお節介」なのだ。少なくともぼくのような者には。第一、日本のフェスそのものが、ぼくには面白いと感じられない場合が多い。あくまで個人的な意見ですよ。海外でのフェスを多く体験したぼくには、なんだか違和感がありすぎる。ただ、野原にステージ組んでライブをやればいい、ってものじゃないはずでしょ。バンドの虫干し、博覧会じゃありません。会場内の露店と同じじゃイカンですよ。エーちゃんやサザン、ユーミンのライブの方がまだマシでしょ。意味がキチンとしてる分だけ。


 でも、みんな嬉々として出かけて行くんだよね〜。そりゃ、いいバンドもいるから。でも、それなら単独公演見た方がいいんじゃないかな。所詮、全部は見きれないんだし。「祭り」としてエンジョイしている、というならそれはアリです。でも、祭りの後は?タクローじゃないけど「祭りの後の淋しさは〜」じゃない?他人様の趣味嗜好にケチはつけたくないけど、それで「ロック・ファン」と言われてもね〜。CDは買わない、ほかのイベントにも滅多に行かない、イベントでも自分の贔屓のバンド以外には興味がない・・・では話になりません。海水浴やキャンプじゃないんだから。

 とにかく、日本にロックが定着したなんて到底思えないんだな。だって、学校でロックの話題がしょっちゅう出るなんて未だに聞いたことがないし、ラジオのリスナーから来たお便りにも「パンクが好きというので、ラモーンズを貸してあげたら、翌日返されて、こういうパンクじゃないと言われた」だって。多分ピストルズでもクラッシュでもトーキング・ヘッズでもないんだろーなー。

 また愚痴ってる、とお思いの方もいるかと思いますが、その通り。でもね、この愚痴の意味さえ分からないって言われそうで恐いですよ。キヨシローくんが復活し、ユーヤさんは「NEW YEARS '
WORLD' ROCK FES」で頑張ってます。そのあたりを「ロック・ファン」はどう思ってるんだろうか。
今月はELVISが生まれた月ですが、ELVISってテレビ番組名じゃないの?なんてことにならないことを祈ります。AMEN! BY OTIS REDDING

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こんにちは大貫さん!僕も大貫さんの意見を聞いて思う所がありコメントしたいと思います。確かにロックが定着してるとは僕も感じません。そもそもフェス自体僕も?と思います。よく行った人にはなんであの楽しさが分かんないの?と言われます。最初、自分がおかしいのかなって思ってましたが、ちゃんと考えると理由がありました。一つは大貫さんも言っていたように、いっぺんには楽しめないことです。じゃあ目当ての所を狙って行けば?となりますが、それならそのアーティストのライブやコンサートに行って存分に楽しみたい。それにあくまで自分の意見ですが、野外を楽しんで、屋台を楽しんで、音楽を楽しんでと、せっかくアーティストが限られた時間にやるのに、あまりにも失礼だし、いっぺんに楽しめない、余裕がないと感じるんです。例えばロンナイのクリスマス。本当素晴らしい。バンドの時間も丁度いいし。確かにアーティストが終わると少しお客さんも引いたりするけど、相変わらずクラッシュやルーベッツでみんな踊ってる。みんなそこで知らない曲知ったり、色あせないロックのすべてを味わってるんですよね。それで知らない曲聞いたり探したりして自分の好きなものがうっすら見えてくるんですよね。まだ学校に行ってた時、フェスや最近のロック?聴いたり行ったりする子や友達がまわりにいっぱいいて、ならテレビジョンやトーキングヘッズ、ラカンターズ、ロッキーシャープなんかも好きかなと思って聴いてもらったりしてもなんの反応もなかったとか沢山ありました。本当にロックが普及してるんなら誰が聴いたって好みを越えていいものは分かるでしょって思います。実際自分もそうだし、いつもなんで?って思ってました。キヨシローさんじゃないけど温故知新。実際にロックが普及してるんなら、例えばあの夢助ってアルバムでみんな驚いてるはず。なのに反応はいまいち。僕は普段そんなにキヨシローさんの曲を聞いたりしないけど、あのアルバムのすごさは自分なりに感じました。だって涙止まんなかったですもん。楽しむのはすごく大事だしいい事。でもその場のパーティノリだけで楽しむと本当の奥深さや味わいを逃がしてしまう。これからももっと素敵な音楽知りたいし、きっとまた探してしまうと思います。でもそれはロックが僕の中で普及した結果の一つかなと思います。だって好きになったり興味持ったりしたら人も音楽も服ももっと知りたくなるはずだし、それは普通だと思います。長々と個人的な意見を書いてしまい、違うだろって人もいると思います。でも本当にロックの楽しさをもっと分かってほしいし、ロックが大事ゆえ書きました。

投稿者 scatha : 2008年01月28日 23:51

scathaさん
 書き込みありがとう。キミのようにキチンと意見を言うという行為はとても勇気がいるかもしれないけれど、大切なことだと、ぼくは思います。
もちろん、十人十色と言いますから意見にそれぞれ相違があるのも、当たり前ですよね。

 みんなが同じ考えなら、とうの昔に日本中にロックは広まり、定着しているはずですから。また、基本的には同じでも、意識の微妙な差異もあって当たり前。

 そういうことを、ここで「誹謗中傷」ではなく、個々の意見として論じる、語り合うのは面白いことだと考えてます。

 これからもたくさんのコメントお待ちしています。

投稿者 大貫憲章 : 2008年02月02日 13:41

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