2007年10月10日
日本人ジャーナリスト、長井さんの死を偲んで

9月27日、ミャンマーの軍事政権による民主化弾圧に抗議する僧侶、民衆大勢入り乱れてのデモが行われてるさなか、ミャンゴンで取材中の日本人ビデオジャーナリスト、長井健司さんが死亡した。連日TV、新聞が大々的に報じ続けてる事件ゆえ、その動向を気にかけてる人も少なくないと思う。自分もそのうちの1人だ。当初長井さんは鎮圧部隊がデモ隊の頭上に威嚇発砲したときの流れ弾に被弾し、死亡したと報じられた。だけど、その瞬間を捉えた写真や映像などが公表されるにつれ、日に日に“真実”が明らかになり、身の毛もよだつような想いを強く感じてる。長井さんは流れ弾に被弾したのではなく、治安部隊の兵士の1人に背後から至近距離でしかも水平に撃たれ、倒れ込み、死亡したのだ。その映像をTVで観たときは、それはそれは衝撃的だった。その後長井さんはその場にしばらく放置され、兵士たちによって病院に運び込まれたときはすでに死亡してたという。民間人に銃を向け、引き金を引くという行為自体ももちろん絶対にあってはならないことだけど、その後撃たれた人間をその場に放置したうえに、遺品であるはずのビデオカメラを返却せず、取材メモはその一部を破りとって遺品として返してくる、という常軌を逸した軍事政権のヤリ口は、とても血の通った人間のやることじゃない。以前からミャンマーの軍事政権下の情勢のヒドさ、醜さは時折報じられてきたけど、長井さんの死を無駄にしないためにも、ぜひ日本政府には強く抗議し、事実解明に努めてほしいと願わずにはいられない。
かれこれ10年以上前になるけど、TVK(テレビ神奈川)で3つの音楽番組で仕事をしてたことがある。TV放映用の素材取りの海外出張がやたら多かったのだけど、そのうちの1つにロンドンでのFAITH NO MORE(R.I.P.)、L7のインタヴュー、ライヴ収録があった。そのとき知り合った映像カメラマンの1人に、戦場に出向いて仕事もしてるというイギリス人がいた。いわゆる戦場カメラマンである。当時ボスニア・ヘルツェゴビナは民族間紛争の真っ只中にあり、“ヨーロッパの火薬庫”とまで言われるほど争いが激化し、民間人にも多数の死者、怪我人が出ていた、“危険地帯”だった。彼に訊いた。「なんで、そんな危険なところに進んでいくの? もし生命にかかわるようなことがあったら、取り返しがつかないじゃない」と。すると彼は笑みを浮かべつつ「報酬がイイということもあるけど、同時に今世界に報じなければならない出来事があそこじゃ毎日、まるで日常茶飯事のように起こってるからさ。戦争は本当に恐ろしいよ、醜いよ。その醜さ、恐ろしさを1人でも多くの人に知ってもらい、それがこの戦争を終結させる原動力の1つにでもなってもらえばイイと思ってね」と答えた。正直、自分は次の言葉を切り出せなかった。本当は「命を賭してまで?」と訊きたかったのだけど、そんなの訊くまでもないことを重々承知してたからだ。彼はロックにはまったく興味のない人だった。FAITH NO MOREなんて言っても、“どこのどちら様?”状態だった。だけど彼の撮ったライヴ映像はすばらしかった。アングルも実にマトを得てて、TV的に面白い瞬間や大事な場面をちゃんと押さえてた。たぶん“現場のカン”が鋭い人なんだろう。その次にロンドンでTV取材があったとき、エージェントを介して再び彼を指名した。するとエージェントから「彼は現在ボスニア・ヘルツェゴビナで紛争取材中のため、ロンドンには不在」との返事が返ってきて、彼の言葉にさらなる重みが加わった。残念ながらそれ以来、彼には会ってない…。
長井さんが銃弾に倒れたという報道があったとき、自分はすぐさまそのイギリス人の映像カメラマンとの思い出が頭をよぎった。長井さんのモットーも「誰も行かないところに率先して自分が行き、その事実を伝え、何かの役に立てば」というものだったそうだ。イギリス人のカメラマンの心の奥底に宿る強い想いと、長井さんのそれはほぼ同形のものと思える。この場を借りて、長井さんに冥福の意を表したいと思う。
有島博志
2007年10月10日 11:58
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RAISE A FLAGという極右ネオナチのスキンヘッズバンドでドラムを叩いている、棟梁(偽名)がDOLL QのTOSHIさんを脅迫しているらしい。
なんでも、自分達のグループがブログ内で批判されたことに腹を立てて、DOLL QのTOSHIさんに対して、言論活動をやめろ、さもなくば、仲間を集めて、家まで押しかけて、おまえを殺す的なことを言ったらしい。
もし、こんな、暴力で言論をねじ伏せようとする卑劣な行為を認めてしまったら、このようなことは、民主主義の社会において、あってはならないことだと思う。
これをご覧の皆様、言論の自由を守るために、行動しましょう。個人を守るために、言論の自由を守るために立ちあがりましょう。
RAISE A FLAGのホームページには掲示板がありますので、みんなでどういうつもりだと抗議を書きこみましょう。
そして、奴らを社会から抹殺してやりましょう。
raiseaflag.fc2web.com
8506.teacup.com/raiseaflag/bbs
投稿者 島田 : 2008年01月06日 23:23
つい、昨日知ったばかりのことなのですが、10/20にポール・レイウ“ンが死去してしまったらしいですね。あまりの突然の出来事にショックで言葉を失いました。
キリング・ジョークを始めとし、ミニストリー、はたまたzilch等など、様々なバンドを掛け持ちし、渡り歩いた偉大なるベーシストの死は本当に残念です・・・。
ミニストリーのザ・ラスト・サッカーが発売されて以来、ここ一ヵ月その強烈さに圧倒され、毎日聴いていて、腹の底からミニストリーの活動終止を惜しんだ直後に、ポールのこの悲報だったので本当に気が滅入りました。
結果的に、ザ・ラスト・サッカーがミニストリーにとっても、ポールにとっても、最後の作品になってしまった訳ですね・・・。
タイプは違えど、レミー・キルミスターと甲乙付けがたい位に、世界でも指折りのスケールのでかいベースを弾く、尊敬するべーシストでした。
最後に、本当に、心からご冥福をお祈り致します。
投稿者 タカシ : 2007年11月01日 06:42
