2006年12月29日
遅ればせながらの軽〜い出張報告その2
乗り合い定員制形式で飛行機を運航させるというユニークな航空会社がアメリカにあるのをご存知か? 国際線を就航させてないので日本じゃ馴染み薄だけど、輸送乗客数面じゃ世界3位を誇るというサウスウェスト航空が、それ。今でこそ電子チケット(eチケット)があり、コンピュータシステムも発達してるからより改善されてるだろうけど、今から13年前にロサンゼルス⇔アリゾナ州フェニックス(SMASHING PUMPKINSのクラブギグを観にいった)間のフライトを同社のを初めて使ったときは驚かされた。空港の専用カウンターでチェックイン時に渡されたのは、いわゆる紙製の搭乗券じゃなく、それと同サイズの真っ赤なソフトビニール製のお札みたいなもの。しかもシートNo.が書かれてなくて、ただ白字のNo.がドンとあるのみのもので面喰った。搭乗口前で待ち、搭乗開始のアナウンスが流れると、その場に乗客の長い列ができ、順番に搭乗していくというシステム。で、定員がいっぱいになると、「ハイ、ここまでよ、あぶれた人は次のフライトで」となるという乗り合い形式はまさに前代未聞でヨジれた。「バスじゃねーんだよ、飛行機だろうが、飛行機!!」と(笑)。だからファーストクラスなんていう気の効いたものはなくエコノミークラスだけ。窓側の席だろうが、通路側の席だろうが、ようは早く機内に入った者勝ち。搭乗券の紙代すらケチる、イヤもとい削減し、従業員数も減らし、機内サービスはドリンクとピーナッツだけという徹底したコストカットを推し進めたことで業績を伸ばし続け(つまるところ格安航空会社。日本でいうエアドゥとかに近い)、『破天荒!―サウスウェスト航空 驚愕の経営』なんていう著書まで出版されるまでの成功を収めてる。現に9.11対米同時多発テロ以降、黒字経営を続ける数少ない航空会社の1つだそうだ。“その1”でPANIC! AT THE DISCOのライヴ観戦&写真撮影でデンバーに飛んだことは書いたけど、成田からロスに着き、デンバー行きのフライトまでかなり時間があり、オマケに天候もよかったので、珍しくターミナルビル間をのんびり歩いてたときだ。そのサウスウェスト航空の飛行機がドーンと目のなかに飛び込んできたので、思わず写真を撮ってしまった次第(笑)。

ただ、この機体の色合いは旧式のもので、現行の機体色は青と赤だ。それにしても乗り合い定員制形式のフライトなんて、よくぞ考えついたよな。まさに発想の勝利だ、十分成功してんだから。
BGM:THE ENID
70年代中盤を皮切りに活躍したイギリスのシンフォニックロック・バンドの全タイトルが、先日紙ジャケ仕様で発売された。かつて少しハマッたことがあり、懐かしくなって久しぶりに聴いてみた。シンフォニックロックというよりほとんどクラシック音楽と言える美しさ、繊細さ、壮大さ、荘厳さに彩られたその音楽は、師走の慌しさが終わりつつある今、最良の癒しとなるスグレものだ。今日29日は一応我が社の仕事納めの日。今年もアッと言う間だった。そりゃそうだ、昨年よりさらに忙しかったもの、無理ないわな。
有島博志
2006年12月29日 14:43
