|
今年初開催となった野外フェス、UDO MUSIC FESTIVAL 2006。KISS、サンタナを筆頭に、ジェフ・ベックやポール・ロジャース、それにプリテンダーズやプッシーキャット・ドールズも出演と、大御所アーティスト群が集結し、7月22、23日の週末、関東では富士スピードウェイ、関西では泉大津フェニックスで同時開催された。そして今回の個人的な1番の注目は、再結成したアリス・イン・チェインズ。ということで、彼らが出演した2日目のみですが、富士スピードウェイまで観に行ってきました。
当日、天気予報の雨マークに少々怯えながら、都内から高速を使って約1時間半。会場近くまでくると、さすがに山の中だけあり、辺り一面に霧が…。富士スピードウェイは初体験だったこともあり、“本当に道が正しいのか?”と少々不安も感じたが、無事会場に到着。ちょうどアリス・イン・チェインズの出番直前だ。
メインの“モビリタ・ステージ”は、何と地面が弾力性のあるマット張り。野外フェスながらも足元の不安は一切無しと、嬉しい環境だ。ゾロゾロと人が集まる中、サウンド・チェックを終えてメンバーが登場。ジェリー・カントレル(g)、マイク・アイネズ(b)、ショーン・キニー(ds)に、新ヴォーカリスト、ウィリアム・デュヴァールを加えた4人。レイン・ステイリーが他界してしまったことで、2度と観られないと思っていただけに、昨年の再結成、そして今回の来日には感無量だ。残念ながら現在制作中という新作からの新曲のお披露目は無かったものの、“We Die Young”や“Angry Chair”、“Them Bones”といった代表曲群をプレイ。途中、同じく同日に出演したセバスチャン・バックが飛び入り参加もあり、約1時間半のフルセットは見応え十分だった。
その後、2ndステージとなる“スクウェア・ステージ”でゴッドスマックも観たが、こちらは深い霧に包まれた独特な環境に。下手すると100メートル後方からではステージ上が見えないほどだったが、遠くからでも一発で識別できる轟音はさすが。その轟音プレイでステージ前に集まったファンを熱狂させていた。
他にもペニーワイズやソーシャル・ディストーションが出演したワープド・ステージもあり、周囲に何も無い開けた空間の中、都会の喧騒から離れて心置きなく音楽を楽しめる点、そして、それぞれほぼフルセットのステージをじっくり観られた点がとても心地よかった。
上谷義秀 |