2005年10月20日

YESTERDAYS RISING突撃リポート in LA

お久しぶり!と言いたいとこですがコレを見てる人の99.99%の人は僕のことを知らないでしょう。僕は、GrindHouse Nightのスタッフをやっていたスドウというモノです。なんで過去形かって言うと、今は英語取得を名目に、LAで一人暮らしをしつつ、ライブを見まくってる道楽者だからです(笑)。ただ、一年ほど前から日本でもいろんな仕事について回っていた背景から、ここLAでも有島さんが出張の際のサポートやライヴ・チェックなどをやらせてもらってるわけ。ってことで今回はGrindHouse recordingsから11月23日に日本でビューが決定したYESTERDAYS RISING(以後YR)のライヴをアナハイムにあるクラブ、Chain Reactionでチェックしてきました。
今、アメリカのロック・シーンはアンダーグラウンドで活動していたバンド達が爆発しそうな状況だ。SAOSINをはじめ、ツアーに明け暮れて確実にファン層を獲得した若いバンドが、我先にと次々と大きい舞台に踊り出てきている。で、このYRもその一つ。その名前も少しずつ、でも確実にネットやCDショップ店頭で見かける機会が増え、この手の音楽ファン層の中で「YRってのがいいらしい。」ってイメージが一気に広がりつつある。彼らは今とても”いい感じ”なバンドなんである。現在、YRはCHIODOS、AMBER PACIFICらの“いつ爆発しようかな”組とツアー中。で、会場に着いたのは8:00p.m.ちょっと前。入り口付近にタイトな服来た兄ちゃん姉ちゃん達がたむろしてて、いつもの光景だななんて思ってたけど、今回は違いました。年齢層が。どこ見渡しても若い! とにかく若い。AMBER PACIFICの時、ステージに上げられちゃった少年なんて12歳だってさ。アメリカのロック・シーンってホントにストリートとの密着度が日本のそれとは比べ物にならないくらい高いから、客層は基本的に日本より若い子達が多いけど、今回のはずば抜けて若かった。しかしソレもそのはず。YR自体が若いもん。そんわけで、クラブの中は10代的な若さでムンムンな感じだった。彼女と来てるやつは派手なスクリームを聞きながら、まるでラヴ・ストーリーの映画でも見てるかのようにライヴを見ながら彼女といちゃついてるし、男同士で来てるやつは「またニキビできたーーー!!!」ってな感じで手足をブンブン振り回し、ハードコア特有のダンスとも言うべき若さあふれるモッシュを繰り広げていた。
PA200113.JPGとりあえずうろついてると、見覚えのあるアフロ頭を発見。話しかけるとやっぱりYRのギタリスト、ジョンだった。GrindHouseのことやライヴを見に来た旨を伝えると、big welcomeで大喜び。すぐに楽屋に連れてってくれて、他のメンバー(ヴォーカルのブランドンのみ会えずじまいだったけど)を紹介してくれた。みんなとってもいい奴で…、いや、ここは敢えて正直に言わせてもらおう。"とてもいい子達(それくらい彼らは若い)で、日本でのデビューにエキサイトする姿は微笑ましいくらい無PA200114.JPG邪気だった。雑誌をプレゼントし、ソレを片手に写真を撮ったりしていたら、CHIODOSの出番に。みんなで見に行ったけど、彼らもホントにポテンシャルを秘めたいいバンドだ。スクリーモのイメージがあったけど、ライヴはカオティック色が強い。YR同様知名度が上がってきたし、ライヴのいろはも知ってる感じで会場は大盛り上がり。ひょっとして日本でもクるんじゃないでしょうか??
CHIODOSが終わって息抜きしてると、YRが所属するFearless Recordsやバンドのマネージャーと会って話す機会にも恵まれた。彼らもバンド・メンバー同様いい人達で、音楽の話以外にもやれ回転寿司はいつ見てもすごいだとか、LAじゃどこの日本食屋がうまいとか、普通のことも話して盛り上がった。
PA200117.JPGそんなこんなでトリを飾るYRの時間になったが、もう会場はパンパン。前のバンド達の熱気も引きずり、最高の状態だった。そんな中彼らは前作『WHEN WE SPEAK,WE BREATH』からの代表曲の一つ“Our Lucid Dream”で幕を切って落とし、そのまま新作『LIGHT WORKER』からのナイス・チューン、“My Body Is Like A Metaphor”へと畳み掛けた。もちろんフロアはもう大ニキビ大会で、手足が何十本もブンブンなってた。PA200127.JPGでも色々ライヴを見てきた中、今回は初めて黒人のモッシュを見た。それも、アフロヘッドの思いっきり「HIP HOPじゃねぇの!?」みたいな黒人のだ。たぶん、ジョンが黒人の血を引いているからだろうが、この日は黒人が目立った。個人的にコレは非常に嬉しい。フェスとかでも黒人を見る機会が増えた。この手のラウドなロックが人種を超えて認知されていくのはすごく頼もしく、喜ぶべきことだと思う。それにしても、アフロヘッドがゆっさゆっPA200128.JPGさ揺れる光景は圧巻だった。GrindHouseが世界に誇る、ないとうたかさんのアフロでも太刀打ちできないかもしれない。世界は広い。YRの曲について、生で聴いて確信したが、彼らはやっぱり前作と比べたら1歩2歩、次のレベルに行ったと思う。新作『LIGHT WORKER』の楽曲群はどれも今までの作品の曲よりもダイナミックで、ドラマティックである。聞かせる部分、圧倒されるほどの勢いで押してくる部分が自然に展開し、独特の世界観を持つ曲が多い。明らかにニュースクールの音を聴いて育った若いバンドが出す音で、ほぼ同世代としてとても同調しやすい、入りやすい曲だ。しかしあの若さでこんな曲作っちゃう彼らには、ホントに驚かされる。若いから成長も早いってことなのかな? とにかく、彼らは頭から最後まで飛ばしまくり、アンコールにも答えて45分のセット終えた。オーディエンスも燃え尽きたって感じで、ある種客観的に見てる人間として、見ていて気持ちのいいライヴであった。
YRはこの後も同じ面子でしばしツアーを続ける。日本ではまだ『LIGHT WORKER』の発売待ちだが、本国では今月18日発売されたばかりのコンピ『MASTERS OF HORROR SOUNDTRACK』に、SHADOWS FALL MUDVAYNE,THURSDAY,FUNERAL FOR A FRIEND他そうそうたるメンバーと共に肩を並べアルバム未収録曲を提供。また、その発売に伴うライヴ・イベントにも出演するなど、活動もとても精力的でしばらく目が離せそうにない。この勢いにのって日本でも彼らが認知されますよーーに!!


スドウ/gspp

2005年10月20日 22:33

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