2007年12月16日

北から手紙が届きました

ポストに、光文社知恵の森文庫編集部からの封筒が入っていました。


知恵の森で2冊のエッセイを出してから、もうだいぶ時間がたっています。


なのにどうしてかと思って開けてみると、「先生宛のお手紙が編集部にまいりましたので、ここに転送させていただきます」とのメッセージ(社交辞令であっても、先生って呼ばれ方すごく苦手)とともに分厚い封筒が。


おーおー、これはうれしいなあ。


女子かな?


と思って(ません)開いたら、北海道の男性からでした。


おーおー、わざわざ北から。うれしいなあ。


郵便物なんだから「わざわざ」もなにもないのですが。


しかしまあそれで読んでみたら、北海道の刑務所に服役している方からでした。


20071216.letter.jpg


なんでも所内で拙著『ブラックミュージックこの一枚』を購入し読んでいただいたのだそうで、便せん6枚にわたり熱い想いがつづられていました。


正直、ビックリしましたけどね。
でも、なんだかすごくうれしかったです。


グランドマスター・フラッシュ&ザ・フューリアス・ファイヴキャメオやダズ・バンドやリック・ジェイムスなどなどへの思いが書かれてあって、「わかるなー」って感じでした。


商社の代表をしていた方だそうで、いろんな人生があるんだなあと痛感。



そういえば関係ないけど、数年前にTBSラジオで「Oh Happy Day!〜薬物患者達のコーラス」という特番の放送作家を担当したことがあります。


ARCゴスペル・クワイアという薬物中毒患者のクワイアと、日本の患者を対面させようというものすごい企画。おかげさまで、ギャラクシー賞の奨励賞をいただきました。


で、その過程で、主人公になってもらった元薬物中毒患者のOと仲よくなったのだ。


某所のギャングのトップだった男なんだけど、ものすごく純粋でいいやつで。
薬も、もう絶対にやらないっていってたし。


だからちょくちょく会ってて、更生施設を出て一人暮らしをはじめてからは、奴のボロアパートで飲んだりもした。


のだが、あるとき消息不明になって。


半年かけて弟を見つけ出して聞いてみたところ、またキメちゃって捕まって、いま北海道の刑務所にいるんだそうです。


信じてただけに、すごく切なかったんだよなー。


今回手紙をいただいて、そのときのことを思い出したりもしました。

2007年12月16日 17:36

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